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私たちは自分の“言葉”に惑わされる

私たちは自分の“言葉”に惑わされる

野生動物のドキュメント
 …食べる側と食べられる側の映像で

サバンナでの“生きる”の風景
チーターがインパラを全速力で追いかける
シーン。

 チーターもインパラも
 互いの命を繋ぐために
 全力で、追いかけ、逃げる。

ここで、
 「チーターってなんて残酷なんだ」
と思ってこの映像を見ると
追いかけられていたインパラが逃げ切ると
 「やったぁ、よかったねぇ」
となる。

チーターにして見れば
 「“よかったねぇ?”冗談じゃない」
なのだ。狩りに失敗したのだ。

もし、何日も食事にありついていなかったと
したら、それこそは死活問題。

本当のところは、映像からは
分からないけれども、

チーター、インパラは、それぞれの事情を
持って、ただ全力で生きているだけ
のはずなのですが、

 チーターの行為に
 “残酷だ”
 と言葉のラベルを付けた瞬間

チーターの事情は関係なく
“悪者”となってしまう。

ただ全力で生きているだけなのに。

自分が選んだ“言葉”にそって
 世界を再構築し始める

 現代でいうと、マスコミやネットが
 私たちにたくさんの言葉を投げかけます。

 そして、それぞれの書き手が
 自分の見聞きしたことをその印象に
 基づいて言葉にします。

 あるトラブルで
 一方を“けしからん”と思えば、その人の
 “けしからん”根拠となることが
 たくさん出てくる。
 “気の毒”と思えば、その人の
 同情すべき根拠となることが
 たくさん出てくる。

 わたしたちの気づき(≒意識)は、
 そう思った(“けしからぬ/“気の毒”)ように
 この世界から情報を集めます。

 周りがその意見一色になると
 違和感を覚えて、流れている言葉の
 僕のように、正反対の根拠を
 探し出す場合もあります。
 それでも、それも
 そう思った(けしからぬことはない
 /気の毒ではない)ように
 世界~情報を集めるのです。

 つまり、自分がある瞬間、直感的に
 選んだ言葉に引っ張られて
 その先ずっと反応しているということ。

 もしも、それが、あなたにとって
 プラスに働いて居るならばいいのですが

 怒りやトラブルや落ち込みに
 繋がっていたとしたら
 ちょっと深呼吸、
 その言葉を、リセットしたいのです。

自分の言葉を丁寧に扱ってみる

 気づいている、気づいていないに
 関わらず、どうも私たちは
 “自分の言葉”にも、大きな影響を
 受けているようだ…というのが

 ここまででお伝えしたことです。

 ということは…だから…
 自分がどんな言葉を使っているかに
 気づいて軌道修正をしたい
 …できるわけです。

 もしも、不安を感じたときには
 「…が不安なんだよね」
 のような言葉を使っていたかもしれません。

 そして、気づいておきたいのは
 “不安”はどうすることもできません。

 が、もしこんな風に言ってみる。
 「…への対策をしておきたいんだよね」と。
 不安と捉えていた状況を
 不安の内容へ対策をする
 という風に世界が捉え直される。

 どうでしょう。

 対策は具体的に誰かに頼んだり
 行動したりで来ますから

 “…”の状況は変化するわけです。

 何しろ“不安”は自分の感覚で
 覚えているモノですから。

自分が、自分の言葉に大きく影響を
受けていた…このことに気づくと
自分の言葉を

 丁寧に使わない手はない

そう思うのですが如何でしょう?

自分の世界は、“自分の言葉”が創っている。

そのことに得心がいったら
ぜひ、あなたの明日からを
あなたの思い通りに変え始めてみませんか。

NLPでは、それをお手伝いできます。
ぜひ。

(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2017.12.8 一部改編)
http://nlpfield.jp/mailmag01/

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