能力があっても、状況が整わない
「この仕事、明日までにできる?」
と聞かれたとき
…“明日までに?”という締切が
どうも気になる。
明日といっても
24時間の幅がある。
曖昧なのだ。
時間さえもらえれば
「はい、できます」なことも
使える時間が足りないと
「いいえ、できません」になる。
できるか、できないかには、
自分の能力と、それを実行する状況
とが絡み合っている。
だから、不用意に…口グセのように
「できる/できない」を
使ってないかは、要注意なのだ
能力があっても、したくない
指示されるその仕事が、
どう考えても
「誰の役にも立たない…むしろムダで迷惑」
に思える仕事だと
…本当は素直に「したくありません」
と言えれば良いのだけれども
立場的に言いにくいとき
「※〆♂〒£¥♀…なので、できません」
になる。
やりたくないので、
やらないで済む理由を外に見つけて
「残念ながら、できません」にする。
できるか、できないかには、
自分の能力と、それに対する動機
とも絡み合っている。
だから、不用意に…口グセのように
「できる/できない」を
使ってないかは、やはり、要注意なのだ。
そして、つい口に出してしまう
口グセになるほど、
“できる/できない”は
便利な言葉でもある。
そして、ときに、
自分以外の誰かだけでなく
自分を説得しようとしたり
時には“言いくるめよう”と
してくる…このことに気付いてますか?
自分のふとした言葉に心を配ってみること
私たちは、自分の中で思う
言葉であってさえも
意識的に選ぶ事ができます。
その中で、
“できる/できない”という言葉は、
(いわゆる助動詞の類は)
その意識的に選ぶ事を超えて
いくつかの自分の(本音の)感覚
…脳力がある/なし
状況が整っている/いない
それをしたい/したくない
を伝えてくれます。
意識的に言葉を選ぶことを
すり抜けて出てきます。
そして、その言葉が
本心はどうあれ、私たちの
判断、決断に影響を与えます。
「できない」からしません。
「できる」からします。
のように。
現実の世界では、
できなくても、“しなくてはならない”
状況が起こります。
そんなときに、
“できない”という言葉は、
「その本質(自分の本音)を
探る事ができる」
ということを知っておいて
頂きたいのです。
つまり、
自分が「できない」と感じているとき
…能力が不足している のか
状況が整っていない のか
動機(価値観)が合わない のか
どこにその源があるかを
探求できるのです。
そして、そこには、
“できない”なかでも“できる”糸口
があるとしたら…
“できる/できない”だけでなく、
自分を言いくるめて
自分を縛っている言葉、ありませんか?
その“本音”を探求することを
きっとあなたの明日からの風景を
変えてくれると思います。
(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2017.11.10 一部改編)
http://nlpfield.jp/mailmag01/
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