周りがそうしているから…
様子を見てそれに合わせる。
どんなことも最初は「合わせてみる」から
始まるとは思うんですけど、
“合わせることそのもの”は実は目的ではないんです。
相手に合わせるためには、
まず相手を見たり聞いたりします。
いうまでもなく、外観です。
そして、その外観を真似る…合わせるだけでも
ずいぶん“調和”がとれた感じがします。
しかし外側だけですから、変化に対応しづらい。
相手がちょっといつもと違う振る舞いをすると
その“調和”がギクシャクする。
これが、“人に単に合わせている”という関係なんじゃないかと。
もちろん、入り口、取っ掛かりとしては
大切なのですが、そこから、相手を知る・・・
共感するところ、対立するところ
好きなところ、きらいなところ
良いところ、悪いところ
もちろん、相手が、自分に対して
共感してくれているところ、対立しているところ
好きと感じてくれているところ、
きらいだと思っているところ
についてもそれを分かった上で、
相手に合わせる…あるいは、相手に合わせてもらう
さらには、変えない…変えなくていい
というのが、“信頼関係”だと思うんです。
相手の触れて欲しくないところに
ずかずか踏み込むのではなく
互いに、今出せる範囲の中で、
相手を(と違いがあることも)認める
・・・そのままを認めるってことです。
コーチングやNLPでいうところの
ラポールというのは、この部分。
いきなりここまで積み上げるとすると、
ハードルが高すぎるので、
まずは、認め合いやすい、共通点から始める。
日本人だったら、会釈の時点で
ラポールの入り口に立つのは上手なのかも
しれませんね。
そして、一通り、見えるところ、環境、状況の
共通点で盛り上がったら、そろそろと
一歩近づく…違うところ、対立するところ
それを知ってさらに、一緒に追求できること、目指すゴールまで
共有できると、それこそは「心の友よ!」なんて
ことにできるというわけです。
世の中、完全に価値観、好き嫌いが
同じ人ばかりで
出来ているはずがありません。
一人一人、違う価値観…世界観を持っているということ。
ですから、人との関係を深めるための
もう一歩とは、
まず自分が、相手との違い、対立点を認め、
それがら、相手との関係を深める
“世界(観)の広がり”だと受け止めること。
…相手そのものを認めるために役立つ、
具体的なやり方ひとつです
©nakophotography / 123RF.COM
(初出 Facebook NLPフィールドCafe2016.11.2 一部改変)
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