“分かってよっ‼” VS
“分かるように言ってよっ‼”
「あっ、いいこと思いついた!」
ってことが子どものこと沢山あった気がします。
もう、言いたくて、伝えたくて
たまらなかったのですが
当然のことながら、ボキャブラリーは
それ程多くないですし
言いたいことが溢れてる感覚なので
整然と伝えられるわけではない
生意気小僧としては
「大人なんだからわかってよ」
と勝手に思うのですが
伝わらない…
そのうち、
伝わらないこと、伝えきれないこと
自分への無力感が、
相手への責任転嫁「お・と・なだろ~っ」
になって
いつの間にか泣いてた
こんなコトを思い出しました。
当時の大人は
きっと「一生懸命に」聞いてくれてたの
でしょうが
いかんせん、伝える側の力量不足
傍から見れば、伝わらなくても
やむを得ない…ですよね。
伝わらないときこそ、丁寧にすればいい
伝わらないとき、意地になって
「分かれよっ、この分からず屋!!」
みたいなゴリ押しをするのは役に立たない。
お気づきの通り。
でも、伝えたいでも伝わらないとき
イライラするし、特に困っているときには、
「こっちが困ってんのに~!」と
こっちの事情で勝手に自分を
「配慮すべき存在」にして
余計にイライラする。
困っているからと言って、
「困っている」の押し売りをすれば
相手こそ困るというもの。
気持ちに余裕はとりにくいかもしれませんが
こんな時こそ
一歩でも半歩でもわかってもらう
「丁寧に伝える」
必要があるわけです。
もちろん、ほんっとに余裕のないときに
「そんな事出来るか!」
と思うかもしれませんが
だからこそ、今
メルマガを読む余裕があるときに
「丁寧に伝える」
について想いを致すのが良いと思うのです。
コミュニケーションを
「思いを伝える」プロジェクト
と考えれば
どうなれば
「そのコミュニケーション」は成功か?
を知っておくと
困ったときに最短距離を進めます。
…たくさん伝えなくちゃが減る分
丁寧に伝えることが出来ます。
最小限伝えたいことを押さえる
…下手な鉄砲も数打ちゃ当たる
は、弾がたくさん打てるとき。
次は当たる確率を上げたいわけです。
「何が伝わったか、どこまで伝わったか」
確認しましょうか。
…で伝わってない部分を
伝え方を変えて伝える
この辺りは、一歩でも半歩でも
な感じですよね。
伝えているのは“言葉”ではない
大人になってからですが、
相手とちょっとしたキーワードで
理解が深まることがあります。
例えば、
学生時代の部活のこと
旅行先で体験したこと
昔見たテレビや
仕事のこと
それぞれ別々のタイミングで
体験したことですが
それがあたかも
「あ、あ、わかる、わかる」
となる。
…共通の話題、体験
が互いの話の“中身”を伝え始める
ようです。
小さいときには、
自分の体験も少ない だから
相手の体験にもなかなか繋がる方法がない
…ある意味伝え上手じゃないことがあっても
不思議じゃない。
直観的に、
「大人なんだから歩み寄ってよ」
という子どもの主張は
当たらずとも遠からず
だったのかもしれません。
とはいえ、このメルマガを読んで下さっている方は
大人で、何十年かの経験をお持ちのはず
ですから、
相手の“繋がりやすい”話題、表現、
伝え方をみつけて、
伝えやすい状況で伝えたい。
…ですから、コーチングやカウンセリング
コミュニケーションでは
“相手に興味を持つ”
“相手を知る”
が大切だし役に立つのです。
相手と上手く繋がる伝え方を
みつけるまでは、
すこし手間を掛けて、伝えるわけです。
そして、
伝わらない状況を変えるのを
自分が変えられる…と主体的になれるか
相手が変わらない…と被害的になるか
もしかするとそこに
コミュニケーションの
上手、下手
得手、不得手
の違いがあるのかもしれませんよ。
では。
(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2017.10.27 一部改編)
http://nlpfield.jp/mailmag01/
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