【今週のひとこと】
「これが最悪だ」と言えるうちは、
その状況は〝最悪ではない〟。
ウィリアム・シェイクスピア
The worst is not /
So long as we can say, “This is the worst”.
William Shakespeare
ガチに切羽詰まってくると
四の五の言わずに、
現状に対応することを
〝強いられ〟ます。
全身全霊全知能をつかって、
現状の悪化を食い止め、
好転の糸口をさぐる…わけです。
良いだの、悪いだの
そんな悠長な〝評価〟を
してられない・・・体験者の方は
「そう、そう、そうだ」
と思ってもらえるんじゃないですか?(笑)
私たちは、これまでの経験を
判断基準に、物事の良し悪しを
決めます。
言い替えれば、過去との比較。
もし、その過去の経験において
あなたが〝苦労した〟思い出があったとすれば
それと比較して、
〝これはマズい〟
と思ってしまうことはあるでしょう。
それでも、それそのことが
〝あなたがこれまでに経験したことが無い状況〟
において
あなたが対処できない
と言うことを言っているのではありません・
ただ、望ましくない状況のうち
評価が定まっていないとだけのことです。
仮に、〝最悪〟に近かったとしても
その状況を、一歩でも半歩でも
好転させる方法を探すことができます。
あるいは、悪化を抑えて
協力者を探す暇をつくることができます。
…「最悪だ、困った、どうしよう」
と言っている暇があったら
探せること、出来ることが
たくさんある…そう思いませんか?
人間観察、劇作のなかで
シェークスピアがすでに気付いていた
人間の本質。
彼が生きていた頃から
500年以上経った私たちにも
十二分に活用出来るもの。
過去の知恵に学ぶ…これもまた
より良い明日をつくるのに
大切な事かもしれません。
では。
(初出 アメブロ “想いから実現への翻訳家 コミュニケーション・イノベーター”2017.11.20 改変)
https://ameblo.jp/awakeners
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