経済も雰囲気で動いている
ビジネスマンであってもなくても
世の中の景気の善し悪しには
少なからず影響を受けます。
この「景気」ということば
もともとは、和歌の評価における
「景色、雰囲気」の意味を込めて
使われていたもののようです。
現代はいうまでもなく経済の動向を
指しています。
色々な指数（数字）を景気の状態を
説明するので、一見「正確なもの」と
思いがちですが
…数字は嘘をつかないかも知れませんが
数字の解釈は様々
なので、判断する人によって
「景気が良い」「景気が悪い」
というのは、違ってきます。
さらには、国内外の首相や政治家の
発言だけで、“景気”は左右される
事も少なくないですから
何のことはない、
経済もまた“雰囲気”の影響を
大きく受けていたりします。
だったら、せめて
「良い雰囲気になる」
国の運営をしてくれると良いのですが(笑)
期待と不安…具体的に影響を受ける“雰囲気”
私たちは、未来に不安を覚えると
それに備えようとします。
予め私たちの注意や行動に使える
資源（時間やお金、自分自身）は
その備えに費やされます。
すると、自分たちが発揮出来る力は
最初から割り引かれていることに
気づくでしょう。
“不安を覚える”雰囲気の下では
心の状態が良くないときには
勝手に自分で自分の力を減らしています。
だとしたら、
もし“期待を覚える”雰囲気の下で
行動出来たとしたらどうでしょう。
少なくとも
「何かに備える」という
ピントの合わない資源の無駄遣い
あなたの力の無駄遣いは
不要になります。
…まぁ、あなた自身の実力が
発揮されると言えるのかもしれません。
さらに、“期待を覚える”状況では
自分の資源を“最適に使う方法”
なんかにも意識を向けることが出来ます。
…「うまくいく」ことが前提にあると
どうやったら“さらに”うまくいく
だろうのような発想になる
ご自身の得意なことや好きなことを
しているときの経験でそういう発想の仕方
もうすでに気づいていますよね。
“雰囲気”には実体はない、
兆しとその解釈があるだけ
不安にも期待にも、実際のとこと
“実体”はありません。
不安も期待もはまだ起こっていないこと
実体のあろうはずもありません。
だからこそ、必要以上に
“不安”を不安に思うことは
役に立ちません。
…もちろん期待を期待しすぎるのも
少し考えものです。
不安には
「なにかを準備する必要がある」
という気づきがあります。
もしそこで
「具体的に、
何に、どのように、どのくらい
備えればいいか」
がわかれば、それはもうすでに
「想定内」のこと
余計な心配をせずに、
気づいた対策をすれば良いだけです。
そして、自分の望むことに
全力を投入すれば良いのです。
一番もったいないのは、
「不安」を不安に思うこと
実体がないことに備えるのは大変です。
学生の時の定期テストを
思い出してみて下さい。
翌日に受ける科目とテスト範囲が
分かっていれば
勉強の方法も、一夜漬けのやり方も
山の張り方もあります。
そうでなければ、
全科目、全学年、前学期
やんなくちゃ…ってなります
そう、“嫌”になります。
もしかすると、賢い人とそうでない人
との違いは
必要なときに必要な場所に必要なだけ
全力投球
出来る人なのかも知れません。
このことに、学生時代に気づいていれば…
なんてことも思わないではないですが
今日からの日常においても
“雰囲気”というつかみ所のない
ものを無闇に怖れるのではなく
何を対策すれば良いのかを確認した上で
自分の持っている資源を
どのように活かせばいいか
ということをよりどころにすれば
…不安に思うことなど必要ありませｎ
これがＮＬＰなどでいう
リソースフルな状態をさします。
論理的に言うと
今日のメルマガでお伝えしたことですし、
もしも、身体の感覚やものの見え方
音の聞こえ方という状態で
自分の中の“良い雰囲気”を
引き出せるとしたらそれも素敵なことです。
その時身体は、もうすでに
自分の持っている資源を
どのように活かせばいいかの
状態になっていますから。
ＮＬＰでお伝えしていることの中には
こんな風に、自分の資源を
必要な状況で、目一杯活用する
というやり方をお伝えしています。
ご興味が湧けば是非ＨＰにも
お立ち寄り下さい。
では。
(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2017.9.29 一部改編)
http://nlpfield.jp/mailmag01/
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