今“ないもの”はどうやっても使えないが、
今“あるもの”はどうにか使い様がある
環境が状況が整っていない…
そんな場面に遭遇することがあります。
一瞬、思うんです
なんで「無いんだよ」
と。
準備不足といわれればそれまでなのですが、
そうかといって、準備する時間にも限りが
あります。
そして、事ここに至っては、
足りなかった準備や、
実際に、“今ここに無い”ものについて
考えても、状況は変化しません。
「ここにないものはないのだ」
と、状況を受け容れてみるわけです
すると、こんなことに気づきます
「でも、今あるものは、なにかしら使える」
ということに。そう使い様なことに。
(君たちがいて、)僕がいる
今あるものに何があるかというと
“自分”の出来ること全て
があります。
もちろん、出来ないことはあります。
でも、出来ることもあります。
確かに、いわゆる“正解”・“成功”に
たどり着くために、思い描く
道のり、プロセスがあります。
それには、もしかするとどこかにちょっと
格好良さ、とか
美しさ、とか
のような“理想”形があるのかもしれません。
すると、その(“理想”)形に
満たない環境、状況を考えると、いわゆる
「ないもの」ねだりに
に陥ってしまうのかも知れません。
確かにそれが「あった」方が
格好良かったり、美しかったり
あるいは
スムーズだったりしますから。
そう、想定通りということです。
そして、先程
「ここにないものはないのだ」
と受け容れることは、
整ってない状況に、
一瞬、なんで「無いんだよ」
と世界を“想定外”と捉え始めた
自分を
「まぁ、そういうこともあるよね」
と、“想定内”の世界に引き戻し
「さぁて、ここにあるもので、
今、役立つのはど〜れだ!」
という立ち位置に立たせてくれます。
「ないものはない」には全てがある。
「ないものはない」という文章は、
“何でもあるんだ” という意味にもとれますし
“ないものはどうやっても無いんだ”
という意味にもとれます。
何でもあるという意味の時には、
特段、不安も不足も感じる必要はありません
一方
“ないものはどうやっても無いんだ”というときに
・・・「どうしよう」
ではなく、ある意味開き直り、受け容れで
「あるものはあるんだよね?」
と気づきの範囲を変えることができます。
これが、私達が上手に
実際の世界と関わるやり方だと思うのです。
NLPでは、
リソースフル…リソースに気づける状態…という
キーワードでお伝えしている部分ですが、
この世界には、ついうっかり
見落としていたり、
捉え漏れていたりして
“ないもの”としていた“今あるもの”が
あります。
気づかなければそれが“ないもの”なのです。
気づきの感度を上げる。
そのために、一度大きく深呼吸してみましょうか。
もし、視野が狭まっていたり
呼吸が浅くなっていたり
あるいは、思考が堂々巡りに入っていませんか?
それにきづいて、
視野を広げ
呼吸を整え
少しの間、考えを休める。
そして、
目の前にある“世界”と
今ここにいる“自分”から
みつけて下さい
“今ここにある”・・・“あるもの”
に。
(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2017.4.28 一部改編)
http://nlpfield.jp/mailmag01/
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