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◇コミュニケーションの向上を「子供の口喧嘩」に学ぶ

◇コミュニケーションの向上を「子供の口喧嘩」に学ぶ

子供の頃の口喧嘩、

 「ば〜か」

 「バカって言う方がばかなんですぅ」

 「そんなこといつ言った、

  何時何分何秒(何曜日)地球が何回回ったとき?」

という、可愛いというか、
ばかばかしい(真剣に議論していたあの頃の自分・・・ゴメン)
事だったりします。

中身はどうあれ、評価というものは
子供の頃のあの口喧嘩の域を超えない
部分があるんじゃないかと

 「お前本当に使えないなぁ」
 「スミマセン・・・」
  (心の声=部長、人を使えないって人ほど、
       人使いが下手なんですよ)

 「いつ、そんな風にやれって言ったぁ(怒)」
  (心の声=部長、そんな風にもなにも
       指示の出し方がわかりにくいんです)

とか・・・。

ただ、この例の状態は互いに不幸なんですよね
だって、

 部長には思った通りに動いてくれない部下
 部下には口うるさくて意味のわからない上司

互いに伝わってないですよ!!
伝わるのは、“憎悪”、“諦め”...などなど

構造は、子供の口喧嘩。

子供の場合は、この後ちょっとした
とっくみあいのケンカでもして
身体でわかり合う・・・といったところでしょうが

大人になると、
・・・「口で言っても分からんやつは」
てな具合に、暴力で解決するってのは
まぁ、御法度ですわ
高度成長期の職場ならまだしもです。

しかも、
この「口で言っても分からんやつは」だって、
相手の理解力や背景は別として
「お前の言ってること意味分からん」から
でしかないのでどっちもどっち。

その意味では、どちらが先に
“大人の対応”をするか。

“大人の対応”といっても、妥協したり
騙したり、なだめすかすのではありません。

「口で言っても分からん」と思った相手であれば、
粘り強く、丁寧に、相手を尊重して伝える

あるいは、

「お前の言ってること意味分からん」と思ったならば
粘り強く、丁寧に、相手を尊重して聞く、理解しようとする。

相手が、言葉足らずの子供だと思えば
(子供に失礼な表現ですが)
どちらかが一歩歩み寄るのが、
“大人の対応”。

そして、手に入れたい結果が
仕事として、まさにプロとしての
結果を得るという視点であれば

なおさら、

「お前本当に使えないなぁ」

なんて口にも出せないはず

なにしろ、自分で、

 「人使いが下手です」と

公言するようなもんですから

・・・こういうのって、“語るに落ちる”って
  言うんじゃないの?
  そう思います。

実際の現場、仕事に忙殺されて
 そう言いたくなる状況の上司
 そう言われて凹む部下
どちらの場合であっても、
飛び交った言葉自体は、
本質ではないということ

・・・互いに、もう少し歩み寄って
  意思疎通したいということ

しかし、単なる意地悪の場合も
無いとは言えないんです。

それは例えば、上司も部下も
“個々が生き残るのに必死”な職場。

・・・互いに自分の事で精一杯
  そんな場所では、もしかすると
  “三十六計逃げるに如かず”なのかも

コミュニケーションで、
“感情”に影響を与えるものは、
その本質とは違うところに
影響を受けがちなもの。

その時には、“今している会話”で
手に入れたい結果・・・コミュニケーションの目的を
確認すること。

・・・すると割に、どうでも良いことに
  捕らわれていたってことが多かったことに
  気づくと思いますよ。

(初出 アメブロ“ひじま・まさき”のブログ 2016.10.25 一部改編)
http://ameblo.jp/awakeners/

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