言葉の世界は、思った以上に物事を正確に伝えることが出来ない。
例えば、
「いやね、君の考えに、反対はしていないんだよ、
反対じゃないんだけれど…」
という、反対意見があります。
…ようするに「反対って言ってんだろ!察しろよ」
というような心の声が字幕にでてきそうな状況かもしれません。
「反対ではない」の中には、「賛成」があるだけではなく
「積極的に賛成できない」もあれば、
「強いて反対はしない」もあります
さらには、
「判断はしません、あなたの責任でどうぞ」
があったりします。
日本語での話し合い、交渉で
ときとして、合意のズレが、誤解がおこるのは
表面の言葉と、互いが理解した(認識した)
内容のズレです。
仕事、ビジネスの様に、できる限り
結論や結果に、感情や曖昧な部分を
排除しようと心がけていてさえも
ズレ、誤解は起こります。
ましてや、個人的な(友人関係や恋愛関係、夫婦関係、親子関係)関係の時、
相手に対して、「分かってくれるはず」と
信じていたりすると(本来は期待なのですが)
誤解が大きくなる前に、
そのズレに気づくことが、困難になりがちです。
「以心伝心」ぐらいに思っている時期が
あったならなおさら。
そしてあるタイミングで、その「ズレ」が
問題として表面化したとき
「信じてたのに・・・」
という怒りになって表出したりします。
すでにお気づきだと思いますが
「信じてたのに・・・」はでなく
「期待していたんですよ」です。
ところが、この「信じる」という言葉で
ラベルを貼っていた関係は、
些細なズレであっても、
そのダメージは大きかったりします。
「相手は分かってくれるはず」と
あなたが“信じ”たとしても、
相手は、相手の分かりたいやり方で
理解します。
…育ってきた環境、価値観の違い
男と女、年齢、家族構成、生まれた場所
もちろん、期待した結果になるときもあれば
そうで無いときもあります。
それが、自然で、それが、その相手の特徴で
・・・魅力だったりするのですから。
相手が、あなたの伝えたことを
理解していないと疑うのではなく、
伝わったかなぁと、興味を持つ
こんな感じです。
四六時中、相手に伝わったかどうかを疑うのは
親しい仲であれば、余計にしんどいことですが、
「伝わないときもある」と、
これまで持っていた「必ず伝わるはず」という前提を
少しゆるめるだけで
もしかすると、ちょっとしたことで
口喧嘩や、「わかってくれない」とフラストレーションを
感じていた、あの人との関係は
随分…というか、かなり
スムーズに、楽に、変化するはずです。
そして、気付いて下さい。
ここで、何かを変えた(変わった)のは、
あなただけ。
人間関係というのは、相手もさることながら
あなたもその関係を作っている当事者の
一人なのですから、
あなた自身が何かしらを変えることで
関係がさらに良くなったり、好転したり
する事が起こり得るということ。
…まずは、小さな事から試してみませんか?
(初出 アメブロ“ひじま・まさき”のブログ 2016.8.16 一部改編)
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