だれにでも起きる
「わかっちゃいるけど○○できない」
交渉事で一番手強いのはだれかというと
ほかの誰でもない、自分だったりします。
…いえいえ、自分は意志が強いですから
と、思うかもしれませんが、
本質的なところで
「やりたくない」させるように仕向けること
「やりたいこと」止めるように仕向けること
は、意志が強ければ強いほど難しい。
…意志が強いのですから。
何が難しいかというと、
互いの主張がまごうことない正論だからです。
そして、相手の手の内は当たり前ながら
知りすぎるほど知っているので
説得は進まない。
すると、私達は、どちらか一方に
負けるように仕向けます。
納得してもらうのではなく、
諦めてもらう形で。
…つまり、自分が自分の一方の思いを
“偽って”諦めさせるわけです。
自分の一方が大切にしていること、
信じていることを否定する…
これでは“自信(自分を信じる)”を
減らしてしまうことに…
あまり続ける事はお勧めできないですよね
自信が減れば…最終的に“無い”って感覚を
持ってしまうのは道理ですから。
自分の中の二つの意見
どちらにも言い分がある
どんな行動、判断にも
それを肯定する理由があります。
たとえば、
「友達に本音を伝えたいけれど、
伝えられない」
のような対立・葛藤があるとき、
仮にこの時、友達から“親友”になりたい
と思っているとすると
心から話し合える関係になりたい
・・・だから、本音を伝えたい
という理由がありそうです。
一方、
これまで、“本音を伝えない”ことで
良い関係を保ってきたのにそれを壊したくない
・・・だから、本音を伝えられない
という理由があったりします。
親友に一歩進みたい …手に入れたいこと
今の関係を壊したくない…手に入れたいこと
すると、この2つの手に入れたいことは、
得るタイミングが異なっていることに
気づきます。
つまり、表面上は葛藤に思えることも、
それぞれが、違う視点で、
過去、現在、未来の経験、状態、展望を
捉えていることに過ぎないのです。
じゃぁ、どうすればいいのか?
デスよね。
「迷い」を多角的な“気づき”と
捉えて整理・整頓しよう
整理には、不要なモノを捨て、使いやすく整える
整頓には、規則正しく配置を整える
という意味がそれぞれあります。
私達の葛藤する意見も、必要とする
大切にしているところを見極めて、
どのような順番で実現するかを検討すれば
行動を起こすための判断をするのに
使いやすい“意見”として集約出来そうです。
上の例で、大切な要素を整理すると
「本音を伝えたいけど伝えていない」のは
・関係を壊したくない
・親友になりたい
からで、
時間軸で整頓すると
・今の関係を壊したくない
・将来親友になりたい
となります。
すると、自分の中に
“関係を壊さない”ために必要な要素が
また分かっていないのかもしれません。
すると、まずは、
今、相手との関係を“壊れにくく”するために
必要な事は何かを探すことになります。
…たとえば、相手のクセや反応を
たくさん話して知ることも良いでしょう。
そして、次に、
親友になるために必要な、本音を伝えるに
加えられる別のアイディアを探ることできます。
“親友になる”ための方法が
今、まだ“本音を伝える”ことだけということが
あなたの中の悩みをそのままにしている
のかもしれませんから、新しい選択肢を
増やしたいですね。
自分の想いを実現しようと、
外に対して言動をすれば、
その相手は、必ず何かしらの
リアクションをするものです。
ですから、いくつかのアイディアを
準備して、自分として
一番対応しやすいリアクションを
想定するだけでも、
自分の中にある迷いから脱出する
一歩を踏み出し易くなるはずです。
私達の中には、一見対立する
アイディアが起こることがあります。
それを、丁寧に、整理・整頓すると
実は、それぞれの意見が
自分が“確信”を得るためにひつような
情報だったことに気づくけるはずです。
すこし、自分の中〜聞こえる“声”に
耳を傾けてみませんか?
(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2016.12.9 一部改編)
http://nlpfield.jp/mailmag01/
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