やっぱり、「これでいいのだ」でいいのだ
5年前、41歳の春に
「これでいいのだ」でいいのだ
と言うネタで、メルマガにアップしたんです。
古今東西、フィクションの物語であれ、
私達自身の生の体験という物語であれ、
その区切りの時、満足感や達成感の時ばかりでは
ありません。
後悔を持つときもあれば、
反省をするときもある。
周りを責めたり、自分を責めたり。
ただ、望んだ結果にならなかったそのあとに、
そのプロセスを非難するのは
誰でも出来ることです。
仮に、対応や回復の必要な状況だとすれば
責めた周囲や、自分でさえも
わざわざ、敵に回すようなもの。
状況が悪くなってるにもかかわらず敵が増える。
・・・なんてこった! です。
と、いうことは、
「これでいいのだ」と一旦現在の状況を
認めるこの言葉は、
いまここをスタート地点として
新たな気持ちでプラマイゼロから、始める
マジックワードなのかもしれません。
仮に「困ったな」という状況だったとしても
その「困ったな」に困る必要も、
落ち込む必要もなく、そこから始めれば良い
わけです。
電化製品や車の修理屋さんは、
“困った(壊れた)”状況をスタートに
元のように使える様にする仕事。
これと同じだと考えるのは如何ですか?
「これでいいのだ」は妥協の言葉ではない。
勤勉な方というか、真面目な方に
「肩の力を抜いて、今のままで行きましょう」と
提案すると、
「そんな向上心のないのはどうなんですか?」
のような想いを伺うことがあります。
もちろん、その方にとって
「向上する」=「頑張る、強化する」
ということのようでした。
しかし、思い返してみれば、
私達が“母国語”を上達するときに
「頑張る、強化する」と言う思いがあったか
というとそうでもない。
自然に、身について上達した。
そんなものもあるはずですから、
「向上する」は必ずしも「頑張る、強化する」
とイコールではない。
そして同じように
「これでいいのだ」も使いようによっては
妥協の言葉として使えそうですが、
先程書いたように、望ましくない状況で
上手に使うことで、これまでは、
「最悪の状況だ、どうしよう・・・」
と“状況”に焦っていた心の状態を
「いずれにしても、ここから始まるのだ」
と“状況”を切り離した心の状態へと
シフトしてくれる言葉になり得るのです。
私達の世界は、
“自分で捉え方を変えても”いいのだ。
「これでいいのだ」というのは、
今判断をしている対象は、今どんな状況であれ
そのまま“OKだ”という宣言になります。
仮に、考えてみて下さい。
困った状況に“焦った”としても
その“焦り”は何も状況を変えてくれるわけでは
ありませんよね。
それどころか、発想を狭くし、思考を停止に導き
兼ねませんから。
NLPをお伝えしているものとして、
全てのもの(状況も、自分の状態も含めて)を
ありのままに一旦受け止め捉えることが
どれだけあなたにとって強い味方に成るか
体験して頂きたいと思っています。
今回お伝えした「これでいいのだ」もそう、
あるいは、「肩の力を抜く」も役立つはずです。
そしてまた、NLPの考え方一つである「モデリング」を
自分自身の、リラックスした状態、自信のある状態に
当てはめる、アンカリングが役に立ちます。
最も簡単なやり方は、
ご自身の好きな写真や画像をスマホの待ち受け画面にする。
・・・あなたが手にいれたい感覚が出る写真を選んで下さい
例えば、元気が出る、落ち着く、自信が湧く
そして、まずはテストとして、その写真を見たら
あなたの選んだ感覚(元気が出る、落ち着く、自信が湧くなど)
が出たかどうか確認してください。
弱いようであれば、写真を買えてみるか、
その時の思い出を少し時間をかけて思い出して見て下さい。
・・・これだけ。
NLPでお伝えする、詳しい方法では、
その感覚の強さをチューニングしたり、
さらにスマホ無しでもその感覚を呼び出すための
方法もお伝えします。
NLPの基本的なアイディアを学ぶことで
あなたはあなたの心の状態
そして、今、あなたがおかれている状況でも
あなたが楽に動ける状態を
作ることができます。
もちろん、あなたにとって、相応しい
あなたに合ったやり方で。
・・・そんな、NLPのエッセンスを
このメルマガ、HP、Facebookなどから
見つけて頂けるとうれしいです。
NLPでどんなことが出来るか
その入り口として、このメルマガを
お読みいただけていたとしたら幸いです。
(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2015.9.18 一部改編)
http://nlpfield.jp/mailmag01/
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