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◇好き、嫌いは紙一重…自分の気づきとコミュニケーション

◇好き、嫌いは紙一重…自分の気づきとコミュニケーション

“愛の反対は憎しみではない 無関心だ”
と、マザーテレサの言葉にありますが、
愛と憎しみとは、ある意味で同じように思えます。

 要素は、大切にしたい対象があるということ。
 “愛”はそれを、相手を慈しむ方向で行使すること。
 “憎しみ”はそれを、相手を害する方向で行使すること。

って考えられるんじゃないか。

影響力の大きさや質は、意外に同質なのかもしれません。

僕自身、この発想は、コミュニケーションをより良くするために
役に立つんじゃないかなって思っています。

 というのは、好き/嫌いの感覚は、
  「相手全体」の言わば“評価”として
 印象付きます。

 つまり、
  “好き”はより、相手全体を“好き”に
  “嫌い”はより、相手全体を“嫌い”に
 感じさせるようになるはずです。

 これは、私達の本能的な情報処理。
 とくに、“嫌い”なことについては
 考えに挙げるのさえ“嫌”になりがちですから。
 大変です。

 しかし、思い出してみてください。
 これまでの人生で、あなたが最初は嫌いだったもの
 の中で、今では“好き”あるいは反対に“大好き”に
 なったものはどのくらいありますか?

私達は、・・・私達の“脳”は・・・、沢山のことを
瞬時に判断するように出来ています。
・・・もともとは、安全を自分で守る必要のあった
   動物の時代に手に入れた力です。

少ない情報で、判断しますから、
スポーツで言えば誤審が起こってしまうのも道理。

その誤審のまま、私達は自分に対して
 好きなものに対しては“近づく”
 好きなものに対しては“避ける”
をしているのですから、
  “好き”はより“好き”に
  “嫌い”はより“嫌い”に なるわけです。

しかし、私達だけでなく、この世界にある
全てのモノには、さまざまな特徴や性質があります。

 そして、その中で“好き/嫌い”に関わった
 性質は・・・ほんの少し。
 つまり、相手が嫌いなのではなく、
 相手の“ある特徴”が嫌いなのだ・・・ってこと。

 だとしたら、そこに“嫌いな相手”との関わり方が
 見つかる可能性が出てきます。

 あるいは、同じように、今好きな相手も
 まだ、相手が好きなのではなく、
 相手の“ある特徴”が好きなのだ・・・とすれば、
 そこに、“好きな相手”のさらに好きになるところを
 見つけ始めれば良いわけです。
 ・・・そして最終的に、相手そのものが好きだ~!

となると、互いを尊重し合う、敬意を払い合う関係
ってところに至るわけです。

・・・今、あなたが嫌いな相手を、
   無理矢理好きになれということでは
   ありません。

ただ、もしあなたが、相手の
 何かを見落としていて
 何かをチェックし漏らしていて
 何かを捉え損なって
“好き/嫌い”と決めているとしたら…

そしてもし、その“好き/嫌い”を
再評価した方が、あなたにとって可能性が
広がるとしたら、
どうぞ、あなたの“嫌い”の近くにある
“好き”の可能性を探ってみるのは如何ですか?
(身近なところでは苦手な教科を勉強するのなんかには役立つますよね)

あなたの世界は、
あなたが“苦手な、嫌いなものだらけで満たす”ことも
あなたが“得意な、好きなものだらけで満たす”ことも
できるんです・・・。

それが、あなたとあなたの世界とのコミュニケーションと
言えるかもしれません。

(初出 アメブロ“ひじま・まさき”のブログ 2015.3.31 一部改編)
http://ameblo.jp/awakeners/


Team-Awakeners ひじままさきのNLP/コミュニケーションワークショップ
こちらのHPで紹介しています。→ http://liveasmyself.com/

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