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◇コミュニケーションの主導権を手にいれてみる

◇コミュニケーションの主導権を手にいれてみる

どんなに良い話をしても、
相手が受け取っていないとしたら、
少なくとも、“その相手”にとっては
良い話にも悪い話にも、なっていません。

 ・・・音として伝わっているか
   あるいは完全無視か。
   “今日「耳」日曜”
    (分かる方はそこそこの年齢かと(笑))

 自分の伝えたいことを、
  その“意味・意図を持つ”言葉にして、
   その“言葉”を音にし、発する。
    その“音”が空気を伝わり
        ↓
    相手に“音”として伝わる
   その“音”を言葉として認識し、
  その“言葉”持つ“意味”をうけとり、
  相手が理解する
  ・・・これでコミュニケーションが成立します。

普段は意識していなかったかもしれませんが
かなりのステップがそこに存在します。

前半部分は、話し手のやり方で
後半部分は、聞き手のやり方で

 “勝手”に処理します、
 “勝手”に処理します、
 “勝手”に処理するんです。

僕がかつていた、コンピュータシステムの営業場面では、
お客様の業界の話と、システム開発の話となり、

 専門用語 VS 専門用語
 業界用語 VS 業界用語

・・・僕は、その両方の言葉に
   お客様ほどその業界用語に精通しておらず
   システム担当者ほどその専門用語に精通していませんから

最初のころは、話について行くどころか
にこにこ愛想笑い・・・という訳にはいきません。

必死です・・・分からないところは、お客様はもちろん
       システム担当者に
       共通理解を得るための
       言葉の再確認、再定義をするっていうのが
       仕事でした。

ところが、あるときから、
お互いの会話の齟齬を確認する立ち位置というのは、
コミュニケーションをスムーズにする、促進するのに
良いポジションだってことに気付きます。

このころは、通訳のように、互いの理解を促進する
質問や確認をすることが、自分の存在意義でしたが、
よくよく考えれば、

 自分が、色々な人と会話するとき、
 相手の言葉の意味するところを丁寧に言い直して確認してもらったり、
 質問することで、理解を深めることが出来る。

 それは、相手に『伝わらない』『分かってもらえない』と
 言うときほど、役に立つと気付いたわけです。

そして、コミュニケーションの主導権を握るという意味では、
より、相手のことを“理解しよう”とすることで
あなたの存在意義は増してくるはずです。

 想像してみてください。

 あなたが使いこなせない言葉しか使えない国に行ったとき、
 通訳さんがいなかったしたら。
 通訳さんは、
  あなたの意図を解し、相手の国の言葉に変換し伝える。
  相手の国の言葉から相手の意図を解し、あなたに伝える。
 そう、まさに、相手の言っていることを齟齬なく“理解する”
 役割です。

 “理解する”役割がなければ、あなたと相手との間には
 互いに意味を成さない“音”が飛び交うだけ。

実は、コミュニケーションは、少なくともどちらか一方が
相手のことを“理解する”ことがなければ、成立しません。

そして、“理解しよう”と決めている側が、結局は
そのコミュニケーションの主導権を握ることになるんです。

相手を“理解する”ということは、
決して相手の意見を受け入れると言うことではありません。

あなたが相手の伝えている言葉を、
 “賛成、反対を決める、あるいは、議論を深めるために”知ろうとすること
相手のあなたの伝えている言葉を、
 できるだけ“理解しやすい様に”渡すこと。
デス。

キャッチボールや、テニスのラリーは
上手な人ほど、相手にとって、受け取りやすい、打ち返しやすい
ボールを返すもの。

どうぞ、相手を“理解”し始めることで
“コミュニケーションの主導権”を手にいれてみるのは
いかがですか?

(初出 アメブロ“ひじま・まさき”のブログ 2015.2.10 一部改変)
http://ameblo.jp/awakeners/


Team-Awakeners ひじままさきのNLP/コミュニケーションワークショップ
こちらのHPで紹介しています。→ http://liveasmyself.com/

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