“話をする”には、少なくとも聴く側が
「話を聞く」
状態である必要があるんです。
例えば、会議であなたの発表の番が近づいているとき
発言者の意見を、どのくらい聞けていましたか?
ある人は、その意見に対する
反論を思考しながら、相手の話半分
ある人は、自分の発表の段取りで
相手の話をほとんど聞けない
って経験はありませんか?
比較的落ち着いた、
会議の開始場面であってもそうなのですから、
議論が白熱し始めたときには
どうなっていたでしょうね?
自分に余力があるときでないと
話をしっかり聞けていないのが
実際の所。
自分の主張を、
「言いたい、言いたい、言いたい」ときや
相手の主張を、
「聞きたくない、聞きたくない、聞きたくない」ときには
相手の話を聞く代わりに、自分の心の声を
聞いていた・・・んじゃありません?
「まずは、落ち着け」
ドラマで話しかける相手が(刑事ドラマとか)
興奮したり、怒鳴ったりしているとき
名ケガけられるセリフです。
しかし、この言葉に対して相手が
落ち着こうとしないとき、
少なくとも、あなたのそれ以降の言葉も
届いては居ないでしょう。
その、確認・・・相手が納得するかどうかの前に
“話”を聞く準備が出来ているかどうかの
確認ができるわけです。
さらに、もともと建設的な話をするときでも、
相手や、場合によっては、自分が緊張しているとき
何かは、一緒に、呼吸を整える、場合よっては
文字通り“息を合わせる”(呼吸を合わせる)のも
役に立ちます。
そして、それよりも前に、“自分自身”に余裕を
持たせること。
・・・イライラしているときには得てして
「あっ、もぅ!、何回言ったら、ったく!!」
と相手のリアクション一つ一つに
イライラにエネルギーを与えて、結果
互いに相手の“話”を聞かずに、
相手の“態度”、“言葉遣い”
・・・そして“相手そのもの”にイライラし
事実は、相手との話が
まだかみ合い始めていなかっただけなのに
相手を嫌ってしまう。
相手を苦手に思ってしまう。
という、相手の評価や相手との関係を
悪くする要素として受け取ってしまうわけです。
・・・まさに、“落ち着け”・・・“話”をしよう
デスね。
会話が上手く行かないときに、
話をする“土台”が緩んでいたことにも
気づきながら、話を軌道修正出来たら
あなたの、会話、さらには、高度な会話である
交渉の力もアップするはずだと思いませんか?
(初出 アメブロ“ひじま・まさき”のブログ 2015.1.27 一部改変)
http://ameblo.jp/awakeners/
Team-Awakeners ひじままさきのNLP/コミュニケーションワークショップ
こちらのHPで紹介しています。→ https://nlp.team-awakeners.com/
LEAVE A REPLY