この夏、話題の(?)東京都議会選挙です。
今回の選挙は、互いに主導権を握ろうと
早くから白熱・・・だた、
単に、なんだか人気投票のような。
だから・・・その結果は、
選挙権を持つ18歳以上の総意である!
というと、きっと
「違う、違う、そうじゃない!」
と言われるでしょうね。
しかしながら、選挙を
国民と議会とのコミュニケーションと
捉えればそういうことになります。
たとえば
「今回、何のための選挙か意味が分からなかった」や
「投票したい人がいなかった」、あるいは、
「今の政治家を信任していない」ということで
投票に行かないという意思表示をなさった方が
いらっしゃいます。
これは、一つの意思表示ですし、
それは、投票率、得票率という形で
国会に伝わります。
しかし、「投票に行かない」という
コミュニケーションは、
「興味が無いから」行かなかった人、
「天候が悪くて/都合が悪くて」行けなかった人、
「忘れていて」行かなかった人
のコミュニケーションと同じように
伝わってしまいます。
「投票に行かなかった」ことでは
政治家や、国会に“不信任”を伝えることは
できません。
少ない票数あっても、そこで一票でも多い人が
“必ず”当選するのがルールですから。
それが、選挙を「コミュニケーション」と
捉えたときのコミュニケーションのルールに
なります。このように伝えたいことは、
互いが分かるルールで伝えないと
相手には伝わらない。…改めて思います。
同じようなことが、日常のコミュニケーションでも
起こっていませんか?
“無言”の反論、“非協力”、“相手を非難する”
もしも、これで相手が、行動やふるまいを
換え始めてくれていたのならば
少なからず、あなたの意図を伝える
コミュニケーションは機能しています。
そのいくつかの方法として、
既にご存じかもしれませんが
…例え話で示唆する(メタファー)とか
…自分に協力して欲しいと伝える(私メッセージ)とか
…相手の言葉を使って伝え返す(バックトラック)が
あります。
それでも、相手によっては、
…ピンと来ないんだけど、何か分かって欲しいわけ?
…あなたがそう思うのはそうだろうけど、別に僕はそうは思わない
…あなたが言いたいことは僕の言ったこととはちょっと違うね
なんていう風に、そこに敏感に反応する方も
いらっしゃいます。そういう場合は、これらを合わせ技にしたり
あるいは、相手に合わせて、基本形に少しオーダーメードの
コミュニケーションルールを作ることになります。
ここが、コミュニケーションのトレーニングが
本を読むだけで上手く行かないときがある理由です。
伝え方を間違うと相手には伝わらない。
そして、それがときにオーダーメードが必要な人がいる。
それだけ。
相手に興味を持たなければ、相手に伝えたいことが伝わらない。
そう覚えていただいても良いと思います。
相手の切り返しパターン、相手の思い違いをするパターン
言い換えれば、
相手の受け入れやすいパターン、相手の理解するパターンを
をその人とのコミュニケーションルールとして
発見するのです。
…もちろん、このコミュニケーションの相手は人に限らず
会社や組織、もちろん、国会であっても
そのコミュニケーションのルールを知って
相手を脅すのでもなく、相手に媚びるのでもなく
あなたの伝えたい想いを、まず伝えきる、そして
相手が、理解して判断する(受け入れる/受け入れない)
ところまでが“コミュニケーション”が関わるところ。
伝わらないのではない、伝え方が合っていないのだ
そう考えれば、私達はこれまで以上に
相手の事を知ることが必要になると思いませんか?
もちろん、あなたが生活の基盤としている
それは日本という国に対しても。
興味を持たなければ、伝わるものも伝わりませんよね。
(初出 アメブロ“ひじま・まさき”のブログ 2014.12.16 一部改変)
http://ameblo.jp/awakeners/
Team-Awakeners ひじままさきのNLP/コミュニケーションワークショップ
こちらのHPで紹介しています。→ https://nlp.team-awakeners.com/
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