“あ〜あ”やだなぁ、明日のテスト
　　　早く終わんないかなぁ･･･おやっ？

　学生の頃、準備をしていなかったり、
　「自分にとって大切で落とせない」と思っている
　テストの前。

　　そんな事を考えている暇があったら
　　少しでも勉強すれば良いのに･･･

　　そのテストで上手く行かないことを想像し
　　その結果、良くない未来を想像し
　　逃げ出したくなってた。

　そんな記憶や経験はないですか？

　それを考えているその瞬間には、
　テストの解答用紙も未だ配られていないのですから
　上手く行くかどうかは、本来的には決まってません。
　上手くいくかどうかがわからないのであれば、
　その結果が良くない未来になるコトもヘンな話。

　・・・他人事の場合、どうせ想像するなら、
　　　　自分にとって都合の良い（実力応分に）未来を
　　　　想像すれば良いのにと思ったりもしますが。
　
　自分の場合はそうは行かない。

　未来について、都合よく考えるかどうかは別として、

　「今、この瞬間は、あなたにとってどんな瞬間か？」

　と問われたら、どんな瞬間だと答えますか？

　今、この瞬間は、過去の評価や
　　　　未来の予想は出来るけれども･･･

　今この瞬間は、ただただ五感に任せて
　“その感覚”を感じているだけなんですよね。

　　良い、悪いは、過去評価か
　　未来の予想に対して出来るだけ。

　今ここには“体験”しかないと言っても
　過言ではありません。

　・・・ここで、10秒ほど、
　　　　自分の呼吸だけに意識を向けてみてください。
　　　　吸う息が、身体に入る。
　　　　吐く息が、身体からでる。

　どうでしょう？
　一気に、自分の“身体”や
　自分の“いまここ”に居る感じを
　捉えることができた方もいらっしゃるんじゃ
　ないでしょうか？

　呼吸は、意識的にも無意識的にもできる
　行動ですから、意識的に「評価のない」
　感覚を体験できる行動の１つです。

　　･･･ですから、呼吸を整えることは
　　　　簡単でかつかなり強力に
　　　　私達を、不安や心配、後悔から解き放って
　　　　くれると考えています。

　お気づきのように、私達は、
　　　未来のことを“想像して”心配し、
　　　過去のことを“思い出して”後悔して
　いるわけです。

　もちろん、“心配する”、“後悔する”という
　心の働きは、未来のリスクを回避する、
　過去の不具合の教訓にするという点で
　とても大切です。

　しかしながら、“心配”や“後悔”に
　振り回されて、自分の自由（≒可能性）が
　狭められていたとしたら･･･

　それは、必要のない効果と言っても良いでしょう。

　“いまここ”にいるあなたは、
　　　　　あなたが考えている以上の存在です

　人は、失敗することがあります。
　しかし、それ以上に、
　人は、そこから学び成長することができます。

　つまり、仮に、望ましくない結果が起こったとしても
　その瞬間である“いまここ”の私は、
　そこから、全ての可能性を選択できる。
　・・・もちろん、
　　　　不安を感じることもできれば
　　　　後悔することも出来る。
　　　　そして、学ぶことも出来れば、
　　　　その学びから、行動を能力を、
　　　　さらには自分自身を成長させることが
　　　　できます。

　“私達”は“いまここ”から、自分で方向を
　決めて進んでいるんです。
　そしてもし、必要以上に“不安”や“後悔”に
　とらわれていたとしたら、
　それにとらわれないこともできるのだ、
　なぜなら、私達が必ず存在する“いまここ”には
　私達の“全ての可能性”が存在するのですから。

　・・・っていうのを引き出す具体的なやり方として
　　　　ＮＬＰや、コミュニケーションを
　　　　お伝えしているんです。

　ＮＬＰのＮ(Neuro)は、私達の心と身体とを繋ぐ
　“神経”のシステムについて、
　どのように使うかを伝えてくれています。
　
　例えば、呼吸のような行動を利用して、
　例えば、物事のとらえ方、五感の使い方でを利用して。

　ですから、座学ではなく実習で
　体験することを大切にして、お伝えしています。

　もし、お読みの読者の方で、自分が陥ってしまう
　不安、心配のパターンに、自分で気づいてもいいんだ
　とおもえること。

　その入り口として、このコラムを
　お読みいただけていたとしたら、幸いです。

(初出　メルマガ　“心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2015.5.29 一部改編)
http://nlpfield.jp/mailmag01/

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