“や、やっちまったぁ〜”
　　上手くいく日もあれば、そうでない日もある

　これでも昔は、サラリーマン。
　営業をしてましたから、“失敗して叱られる”
　なんてことは日常茶飯事。

　ガラスのハートとは言いませんが、
　叱られれば落ち込むし、そこそこ長期間
　ヘコむことだってありました。

　もっとも、企業に勤めていれば、
　個人的な気分の落ち込み、ヘコんだ状態とは
　関係なく、チームで仕事をしますから
　日々の忙しさが、ある意味で熱量を強制します
　から、そこそこの落ち込みであれば
　動いている内に抜け出しちゃうものでした。

　それでも、自分に取って“大きな失敗だったなぁ”
　というものは、その熱量は、
　返って疲労感と溜めちゃうものになったことも
　ありました。

　その頃に、
　“上手くいく日もあれば、そうでない日もある”
　とスムーズに割り切れていたら･･･
　すくなくとも“疲れ”と上手に関われていた気がします。

　上手くいく日にどうするか、
　　　　　　　　そうでない日にどうするか。

　少なからず、“真面目に、真摯に”と考えていた
　若い頃には、“そうでない日”があってはならないと
　（そんなわけにはいかないと気づきつつも）
　思っていました。“それじゃ駄目だと”
　そこが“疲れ”の源。
　社会人を経験し、NLPなどの心の使い方を
　学ぶ内に、“上手くいく日もあれば、そうでない日もある”
　という発想を“納得して”活用できる日が来ました。

　･･･上手くいく日には、上手くいく日なりに
　　　手に入れるべき“コツ”や“教訓”がある。
　･･･そうでない日は、上手くいく日なりに
　　　手に入れるべき“コツ”や“教訓”がある。
　ということ。

　いずれにしても、その両方を、自分の
　経験値として、“真面目に、真摯に、謙虚に”
　手に入れれば良いということに
　遅れ馳せながら気づいたときです。

　･･･私たちの日々の経験は、料理で言えば材料。
　　　
　最高級の材料を使っても、料理の仕方を誤れば、
　その美味しさは引き出せません。
　仮に、最高級のものに比べれば劣るものであっても
　その素材には、旬やタイミング、組み合わせで
　最高級の材料を使ったものを越えることさえあります。

　最高級というのは、“人”が言わば勝手に評価したもの。

　命を頂く、地球上の恵みを頂くという
　視点で考えれば、その魅力を引き出す姿勢なしに
　最高級だ、そうではないというのは
　いってみれば、傲慢というものではないか、そう思います。

　私たちの体験も、上の喩えと同じように
　上手くいった、そうではなかった　と
　評価するのは良いとして、そのそれぞれの
　体験を“活かす”事に関して、なんらその価値の
　優劣はないはずだ、そう思いませんか？

　“経験”から、価値を引き出す。
　　“学びきる”と考えれば、日々の出来事との
　　　　　　　　　　　　　関係は変わる

　“そうでなかった”方の体験は、
　少なからず、落ち込む方向に影響を与えますから
　それを続けて、考え続けるのはうまくない。
　そこで、部屋を歩き回りながらでも、
　考えていたときとは違う姿勢、座り方をして
　その出来事と、すこし離れてみる。
　・・・意図をするのは“良い距離感”。
　そこで、
　「その出来事から学んだと思う様々なことのうち
　　　３分以内に思いつく３つの“学び”はなんだろう」
　何てことを考え始めてみませんか。

　３つです。もし、３つでなかったとしても
　３つ見つけ始めるようにしてください。

　そう、そこ出来事から“学んだ”とおもう様々なこと
　の中から、あなたが厳選する３つの“学び”です。

　もし、この記事のことを覚えていてくださったとしたら
　ここの文章を読み返して頂くのも良いかもしれません。

　もしも、“やっちまったなぁ”ばっかりだよ
　何てことを感じている方がいるとしたら、
　その出来事を味方に変える、練習をするのは
　かなり，有用だと思います。

　そしてまた、そんな出来事が起こったときに
　“あぁ、ヘコむ代わりに、学べば良いんだ”って
　事を頭の片隅においておくだけで
　チャレンジがし易くなるとしたら、
　あなたの実力はどんな風に開花し始めるでしょうね。

　あっ、すっごく楽しみです。

(初出　メルマガ　“心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2015.5.15 一部改編)
http://nlpfield.jp/mailmag01/

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