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◇「怒りのトーンや表情」から受ける影響をコントロールする

◇「怒りのトーンや表情」から受ける影響をコントロールする

以前の記事
 「◇どんな発言をしても相手はリアクションする」(2016.11.29の記事)
で予告したように
「怒りのトーンや表情」から受ける影響を
 コミュニケーションの流れと分ける について
書こうと思います。

そんなときに、ブログのように
一旦「怒り」の影響を受ける状態ではない
ところで、客観的に捉えることが役に立ちます。

 ご自身は「怒った(おこった、いかった)とき、
 声の大きさ、トーンはどうなりますか」
 そして、我を忘れて怒ったときは、
 その大きさやトーンは、わざわざ変えたでしょうか?

 意識的であれ、無意識的であれ、
 相手は声の大きさや、トーンも相手に
 その怒りを伝える意図をもって発せられます。

ですから、その大きさやトーンに
怯んだり、怖れを抱いたりするのは
至極まっとうなこと。

だからこそ、伝えたいことが
「怒り」なのか「話の中身」を分けて
捉えたいのです。

 一つのアイディアは、
 どんな人も、息を吸わずに話し続けることは
 出来ません。
 ですから、相手の呼吸に意識を向ける
 方法が役に立ちます。

 相手の声のトーンや表情ではなく
 相手の呼吸に意識を多めに向ける。

 相手が呼吸するタイミングは、
 相手が話すのをやめているとタイミングですから
 そこで、
 「具体的に、“伺ったお話を整理”しても(していただいても)良いでしょうか?」
 と訊ねてみるやり方です。

 1つは、相手の「表情、声のトーン」に注意を向けて
 状況を伺っていた意識を、相手を無視するのではなく
 より微細な変化に意識を向けることです。

  …話を聴いていて、怒鳴られると、
   びっくりすることはあるでしょうが、
   呼吸を観察していて、それが突然変わっても
   それほどは驚かないと思いませんか?

 そこで、もしも、相手の「怒りのトーン、声の大きさ」の
 影響が半減できていたとしたら(そうでなくても)

 1つめとして、発言時間を増やします。
 相手が息を吸っているときには、
 こちらが話す間があることになりますから
 相手から、話すチャンスを獲得するわけです。

すると、相手の“怒り”だけに注意を向けているわけには
行きませんから、自ずと、相手の「怒りのトーン、声の大きさ」に
よって受けていた影響を軽減、あるいは、自分で調整
出来ることになるのです。

 もちろん、状況によっては、うまくいかないこともあります。
 しかしながら、相手の「声の大きさ、トーン」という
 いわば「怯えさせる」意図(もちろん、意識的/無意識的ではありますが)への
 反応を、こちらが変える、選択権を持つと言うことになります。

ワークショップなどでは、お話ししたことがありますが、
僕自身は、相手の方が「怒って」まくし立てる様な
言い方をしてこられたときに、
 1.相手とおんなじペース、トーンで
   「自分の主張(言葉は丁寧に選びますが…)をする」
 2.相手と全く逆の、ゆったりとした(出来たら威厳がある感じ)で
   はなす。
事を試す場合があります。

目的は、感情 VS 感情 の時、収集がつかなくなるので
相手と「対話」するためにコミュニケーションをつなぐこと。
その試みです。

これが、自分にとってうまくいくときの条件があります。
それは、相手と“勝ち負け”の会話になっているとき
   ・・・それはうまくいきません。
うまくいっているときの条件は、
   相手の自分とにとって「望ましい」会話の結果を
   手に入れようと、少なくとも自分自身が思えた
   ときです。

前者(“勝ち負け”)の時には、小手先にはまってしまいがちです(反省も込めて)。

このテーマについては、
また別の機会にも書いてみたいと思います。

読んでくださった方の中にも
「こんなときは、どうするの?」
とか
「それじゃ、だめでしょ?」
とか

コメントをいただきながら、
あなたにも使える記事に深めていけたら
うれしく思います。
お待ちしています。

では、また。

(初出 アメブロ“ひじま・まさき”のブログ 2014.8.26 一部改変)
http://ameblo.jp/awakeners/


Team-Awakeners ひじままさきのNLP/コミュニケーションワークショップ
こちらのHPで紹介しています。→ https://nlp.team-awakeners.com/

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