【今週のひとこと】
光に溢れているところには、影もまた強く濃い。
(ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
ドイツの詩人、劇作家、小説家、
自然科学者、政治家、法律家)
There is strong shadow where there is much light.
Johann Wolfgang von Goethe..
木陰と言われると、どんな情景を思い浮かべますか?
真夏の強い陽射しを、避けて涼をを提供してくれる。
個人的には、学生時代の部活動。
とてもお世話になりました。
梅雨時、曇り空の元・・・木陰はどこにあるのでしょう?
少なくとも木々は新緑で葉も茂っているのですから
“木陰”をつくる葉の量には不足はないはず・・・
この時期の弱い陽射しでは、木陰もまた弱い。
強い陽射しを遮るからこそ、濃い木陰が出来る。
この光と陰とのコントラストは、
なにも、実際の光に限ったことではないと
思うんですよね。
例えば、私達が他の人に対して、
好きだ、嫌いだ。
得意だ、苦手だ。
あるいは、物事について、
上手くいく、上手くいかない。
ラッキーだ、アンラッキーだ。
これに、私達が気づくということは、
私達の“意識”が照らしたモノの
“光”の部分、あるいは“陰”の部分の
いずれかに気づいたのだ。ということ。
相手の“特徴”に気づいたに過ぎないとしたら。
考えてみてください。
多くの場合“陰”といわれると、否定的な評価が
されることが少なくありませんが、
夏の炎天下、涼を取るためには
“光”よりも“陰”の方が何十倍もうれしい。
“光”も“陰”も同じ一つのモノの別の側面。
もし、あなたにとって望ましい“光”に気づいているならば
それは、素晴らしいこと。
もし、あなたにとって望ましい“陰”に気づいているとすれば、
それも、素晴らしいこと。
さらに、もし、
あなたにとって望ましくない“光”に気づいているならば
その延長上にある“陰”の存在に気づいていれば良いということ。
あなたにとって望ましくない“陰”に気づいているならば
その延長上にある“光”の存在に気づいていれば良いということ。
私達は、私達が関わる全てのものに
“主体的”に関わることが出来ます。
“主体的”に関わることが出来たら、
その特徴を、主体的に“活かす”事ができるはずですから。
さぁ、来年は、どんな一年になるんでしょうね。
まもなく、2016年も終了していきますが、
今週は、どんな気づきのある
一週間を過ごしてみますか?
(初出 アメブロ “想いから実現への翻訳家 コミュニケーション・イノベーター”2015.6.29改変)
http://ameblo.jp/awakeners
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