まもなく、年末年始の休暇という方も
いらっしゃるかもしれませんね。
この時期は、その休みを利用して
帰省をしたり、旅行なんかのレジャーに
出かけることも多いかもしれません。
たくさんの人が行き来しますから、
思わぬ混雑にあったり、
渋滞に巻き込まれたりと
自分の思った通りにはスムーズに
ことは進まない場合が多くなります。
すると、仲間内やご家族の中で
「なんで、車にしたの電車にすれば良かったのに!!」
「だから、車にすれば、みんなで騒げたのに!」
「なんで、電車遅れてるんだよ〜!」
と、思い通りに進まない不満を
ぶつけ始める。そんな経験もおありではないでしょうか?
一歩引いて、よくよく考えれば
いつもとは違う人の流れがあり
いつもは運転しない方のマイカーも道路に出てくる
通常の平日や週末とは違った、
人の動きがあるのですから
渋滞や思わぬトラブルが起こりやすいのは
言ってみれば、あり得ること。
誰のせいでもないというか、
ある意味、みんなのせいというか
“だれか”の力だけでどうこうなるものではありません。
しかし、小さなチーム(移動中の家族同士、仲間同士)で
不満を“だれかの所為”の形でぶつける。
これが、思い通りにならない世界の作り方の典型
“被害者”になってしまう・・・ヤツです。
何度もご経験だとは思いますが、この手の責任の追及は
「だったら、車にするって言ったとき、なんで反対しなかった!」
「電車だったら、渋滞がないって、言ったの誰だよ!」
「だから、電車はダメなんだよ」
と、ぶつけられた不満にいわば逆にキレる。
この手の会話、イライラの解消になったり、
問題の解決に進んだりしないことは
もうすでにご経験済みですよね。
多くの場合、とても居心地の悪い空気が残る
移動手段だけでなく、人間関係も「思い通り」にならなくなります。
今、その問題に直面していない、今だから
考えてみることが出来ます。
「出かける(参加する/加わる)ことを決めたのは?」
「移動の手段に同意した(反論しない/対案を出さない)ことを決めたのは?」
「この(特殊な)時期に出かけることを選ぶ(参加する/反対しない)こと決めたのは?」
『だ〜れだ』・・・ってことです。
ここで、「あのとき○○さんが、・・・な風にいって、説得・・・」のように
主語が、自分ではなく、自分以外の他の人から説明が始まるとき
この件に関しては、もうすでに、
あなたは「あなたの思い」では動いていませんから
永遠に「あなたの思い通り」になることは永遠にありません。
相手の影響を「被る」だけの状態です。
・・・ですから「被害者」的なポジションに居ることになります。
もちろん、私達の力ではとうてい影響を及ぼせないこと
状況や力(自然の力もそうです)があるのも間違いありません。
しかし、その状況や力に対しても
「“私”はその変えられない(と認識している)状況や力とどのように関わるか」を
決めるのは、『だ〜れだ』・・・ってことです。
ここで「自分」だと思えたとき、私達は
起こった結果について、引き受けることになるのと同時に
その結果を、じぶんの「思い通り」の状態へ
改善(あるいは変容)を続けるポジション(立ち位置)に
立つことが出来ます。
あなたが結果のすべてを引き受けるということは、
すべての結果(以前であれば、成功/失敗で区別していたもの)は
あなたが「思い通りの結果」を得るための、次の行動を
作る(磨く)経験、材料にすることが出来ると言うこと。
すると、その結果が手に入るまで、行動を続ければ
必ず「思い通りの結果」が手に入ることになります。
そして、もう一つ覚えておきたいのは、
結果を引き受けるというのは、どんな結果であれ
「思い通りの結果を手に入れるための」“糧”にするという
意味以上でも以下でもありません
「結果を引き受ける」からといって、
百発百中で成功しなければということではありません。
時には、嵐が去るのを待つということもあれば
時には、一旦逃げると言うこともあり得るということです。
ただし、その選択した結果を得てそこから
次の行動を作ると決めていれば良いことです。
どんな状況であっても、
自分が決めた、選択したことについて
その結果を“引き受ける”と決めることが出来たら
もうすでにあなたは、自分の「思い通り」の方向に
進み始めることが出来ます。
慣れていないと、最初はちょっと強く感じるかもしれませんが
それ以上に、自分自身が“自由”になった感じを
覚えることが出来るはずです。
今回のテーマでNLPがお手伝いできるのは、
起こっている出来事を「良い/悪い」の判断から切り離して
何が起こっているかについて、純粋に捉えることの出来る、
大きな視点の作り方です。
私達の中にも、様々な立場や次元でものを観察できる
素質、資質があります。
その具体的方法をお伝えできます。
“結果を引き受ける”ということを、責任や言葉のイメージの重さに
惑わされることなく、活用するべき“事実、情報”だと捉えれば
間違いなく、あなたは「思い通り」に事を進み始めていることに気づくはずです。
ではまた。
image credit: maktatiana / 123RF ストックフォト
(初出 Facebook NLPフィールドCafe2014.8.6 一部改変)
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