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▽▲どんなときでも究極は“自分を信じている”。心の階層に気づく…世界の作り方“コントローラー”を作る▲▽

▽▲どんなときでも究極は“自分を信じている”。心の階層に気づく…世界の作り方“コントローラー”を作る▲▽

突然ですが…

「私は嘘つきです。」と発言した人は嘘つきでしょうか?

嘘つきのパラドクスと呼ばれる矛盾の文です。
 …私=嘘つき
  嘘つきの“私=嘘つきだ”という発言は、嘘であろう
  →“私≠嘘つきだ(嘘つきではない)”とすると
  嘘つきではない人の“私=嘘つきだ”という発言は、真実であろう
  →“私=嘘つきだ”とすると
もう良いですよね。

言及したことについて矛盾が起こります。

しかし、この言及の矛盾は
人の思考という点を考えると
成立し得るのです。

聞いている方としては、
少し引っかかるかもしれませんが、たとえば、

(本人の私もほとほとあきれているのですが)
            「私は嘘つきである。」

というような、「私が嘘つきだ」と発言している“私”と
表現されている“私”とをあたかも別人のように
扱えるときがあります。

たとえば、
 自分に“ダメ出し”をする(ダメ出しをする自分は何様だい?)
 自分で自分を褒めてあげたい(誰の許しもいりませんよ自分ですから)
のような経験は、皆さんもお持ちでありませんか?
(ちなみにカッコ内は、さらにツッコミを入れる自分です)

私達の意識や気づきには、時間軸があります。
また、自分自身を、あたかも
第3者であるかのように位置づけながら
話すことも出来ます。

私達は、“自分”や“私”を認識、あるいは表現するとき
たくさんの階層の認識や気づきを扱っているのです。

 たとえば過去の大変な体験をした自分に
 感謝する、懐かしむ自分がいますよね。
 
違う時間に居た(居る)自分について、評価したり
感情を覚えるように、私達は“自分”、“私”について
今現在でも同じように、扱う(評価する、感情を覚える)
ことが出来るのです。

 ちょうど、この文章を読んで
 「へ〜そんなこと出来るんだ」「って、んなわけないだろ」
 のように、何かを考えたときにその瞬間
 ご自身の思考にツッコミが入っていたとしたら
 まさに、複数階層の“自分”、“私”の気づきです。

そこで、今日は“信じる”について、階層の“自分”、“私”に
ついて少し、お伝えします。

 “自信”という言葉について、同じ意味を
 文章にすると、「自分を信じる」という表現に
 なるのはすでにご存じだと思いますが、

 “自信がない”と言うときに、そのときの“自分”は
 “自分を信じない”状態です。
 ・・・ですよね。

 ところが、人に「大丈夫だよ、もっと自信持ちなよ」
 といわれると、頑なに
 「いや、いや、そんなの持てないよ、絶対持てない」
 と、もう一度言います、頑なに、断固として譲りません。

 その時の“自分”は、“自信がない(≒自信が持てない)”ことに
 確信を持っています。それを“自分”は信じているわけです。

 そして、そのことを頑なに主張することで、
 “自分”が“信じている”ことを“守って”います。

これを、文章で書き出すと

“自分”は“自分を信じていない(≒自信がない)”ということを
それを頑なに主張できるほど、“自分”は確かに信じています(≒確信をもって主張する)
そのことで、“自分”の主張を守っています。

というのが、“自信がない”状態から
抜け出せないときの、心の使い方の一例です。

 私達人間が、“言葉”を使えるようになったことで
 自分の状態を再び(言葉の表現として)気づく(考える)
 ことが出来るようになりました。
 その結果として、意識を多層に持つことができ
 その構造として同時に混在させることが出来るようになった
 ようなのです。

その能力のおかげで、
 これを“信じる”かどうかを“疑う”自分を“信じることが出来ない”という
 “信念”を持っている。
という表現が出来るような、思考の構造や心の構造を
創り出すことができるのです。

ですから、仮に
 いろいろな不確定で論理的にはまだ信じがたい“自分”だったとしても
 その“自分”をいつでも“自分”のタイミングで“信じ”ていいのです。

そして、自分の思考をもとに行動するのですから
最終的には、いつも“自分を信じている”ことに
なってしまっていることにも是非気づいておいてください。

最終的に“自分を信じている”のですから、
いつでも好きなタイミングで、好きな事柄について
ぜひ“自分を信じる”試してみてください。

自分の心の動き、動かし方は、
私達がどのように五感を使うか、言葉を使うか
そしてその結果、どのように心が動くかを
観察することから始められます。その入り口として
私は、NLPをお伝えする、コーチングでのサポートを
通してその具体的方法をお届けして参ります。

ではまた来週。

image credit: aabbc / 123RF ストックフォト
(初出 Facebook NLPフィールドCafe2014.7.30 一部改変)

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