【今週のひとこと】

　“怖れ”はいつも“無知”から生じるものだ。

　　（ラルフ・ワルド・エマーソン
　　　　　／アメリカの思想家、哲学者、作家）

　Fear always springs from ignorance.

　　　　　　　　　Ralph Waldo Emerson.

多くの人が、スマホで四六時中情報を得られる
そんな時代です。

　今、あなたのスマホが急に故障したり、
　なくなったりしたとしたら･･･

　いくらかの方は、もしかすると不安に思ったり、
　大事な情報が入ってきてるんじゃないかと
　心配に思うかもしれません。

私達にとって、それまで使えていた情報源を
断たれるということは、それだけで
恐ろしいことになり得ます。

　しかし考えてみてください。
　昨今は、四六時中、情報の洪水に晒されることを避けて
　“デジタルデトックス”と、情報機器を敢えて使わない
　取り組みに、わざわざお金を支払っても
　参加する方もいらっしゃいます。

･･･そう考えると、スマホが有る無しは
　　恐怖を覚えるほどの問題ではなく、
　　情報が無いことを、あなたが知って
　　どのような立ち位置を取るかによって
　　どうとでも成るということ。

「もしも、スマホが使えなかったらどうなる」
　って言うことを、予め考慮しておくだけで
　一時的であれ、スマホがない状況は
　おおむね快適に過ごせるはずなのです。

　しかし、「スマホが使えなかったらどうなる」から
　目を背けて、それを知ろうとしないままでいると

　ただただ、何か怖れを覚える。
　その問題点が、恐いのではなく、
　「知らない」ということが、
　怖れや不安を引き起こしていた
　ということになるとは思いませんか？
　
･･･わたしたちが人生で遭遇する問題の多くは、
　　私達が、意識的に、あるいは無意識的に
　　その問題のプロセスや結果を
　　十分に知らないこと、向き合っていないことが
　　問題を問題たらしめているんです。

もちろん、問題と向き合うためには、
その問題を“適切な大きさ”にして
丁寧に向き合うことが大切になります。

そんなときに、あなたの話を聴いて整頓する
役割のコーチやプラクティショナーがいることが
きっと、問題を問題から、具体的な解決行動に
変容させる役に立つはずです。

(初出　アメブロ　“想いから実現への翻訳家 コミュニケーション・イノベーター”2015.6.8改変)
http://ameblo.jp/awakeners