私たちは勝手なのかもしれません。
雨が降ると「天気が悪いと落ち込む、雨止まないかなぁ」
と思うことがあります。
しかし、夏の時期、晴天で暑い日が続くと
「ここらで、一雨来てくれないと…暑くって困るなぁ」
と思う。
雨が降ることに、文句を言いたくなり
雨が降らないことに、文句を言いたくなる
「雨が降る」ことは、問題ではない
ということになります。
雨が降るときに、そのことについて
私たちが、これまでの状況、これからの展望を
鑑みて、
“問題だ!!”、“問題じゃない!!”
と感じているに過ぎないのです。
問題は・・・私たちの中にしかない!
そういうことになります。
じゃぁ、その自分の中の“問題”を
どう扱えばいいのか?ということになりますね。
・・・そのときに役に立つ発想があります。
それは、事実について確認すること
NLPのエッセンスを少し加えると
1.五感(見えるもの・こと、聞こえるもの・こと、感じるもの・こと)で
とらえている事実を確認する
2.そして、それについて起こっている影響がなにか。
3.その影響がどのように問題か?
つまり、仮に誰かに主張、伝えたいときに
相手に「言いがかりだ」と言われない用にするとき
使える要素について確認しておくことが役に立ちます。
「何やってだ!、約束を守れよ。まったく問題だ。」
こんな風に(怒りを)感じているとします。
すると、“約束を守れよ!”(→約束守ってくれない)
について五感で、自分自身が確認できることを見つけます。
A)約束を守ってくれていると、資料が手元に見えているはず
なのに、それが手元にない。 とか
B)遅れるなら遅れるという電話(声)がほしいのに
それをくれない。とか
状況・文脈によって、その内容は変わりますが
期待していた状態について、五感体験が、なされていない
ことが、上で言う五感についての事実です。
そして、上のA),B)それぞれの文脈では
次のような影響が言われるかもしれません。
A1) 資料が手に入らず、次の仕事に移ることができない。
B1) 次の段取りができずに、仕事が止まってしまう。
そこがわかれば、その問題で起こっている感情の
引き金が何かがわかります。
すると
A2) 次の仕事に進めずに困る
B2) 行動の再計画ができずに困る
のように、怒り → 相手 に何の策もなく
ぶつける代わりに
自分の状態について、
「起こっている事実」→「影響を受ける出来事(事実)」
→ それについての自分の評価(感情)
に分解して扱うことができると思いませんか?
問題 → 感情 のままで扱えないときに、
“問題”は私の“中”にある の発想
1.五感でとらえている事実を確認する
2.そして、それについて起こっている影響がなにかを確認する
3.その影響がどのように問題か? を確認する
というステップを踏むことで
自分の中で暴れてしまった問題に対する感情が
あったとしても、まずは一つ
その暴れ馬に乗るやり方として
できるのではないですか?
すべての状況で、ある意味、感情に流されることなく
問題と向き合えるかどうかは別にして、
「問題」は自分の中にあり、それに向き合ってみようかな
と気づいたとき、この発想を思い出して
活用する。
・・・自分の使い方マニュアルに
加えていただければ幸いです。
では、また。
(初出 アメブロ“ひじま・まさき”のブログ 2014.6.17 一部改変)
http://ameblo.jp/awakeners/
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