私達は、ウソをついてはいけないと教えられます。
もちろん、ウソをつくことで他の人に信じてもらえなくなる
様になるからですよね。
ところが、私達はときとして、
お互いの主張や、利害がぶつかったときに
相手に譲るときがあります。
これが、自分で「譲る」ことが納得出来ていれば
いいのですが、多くの場合、
「自分が、我慢すれば・・・」
「どうやって(言って)も、ムダだ・・・」
と自分で判断してしまい、結果として
「自分にウソをついてしまう」
羽目になってしまうのです。
あるいは、
自分が「他人から見て望ましい自分」に
なろうとし過ぎて、
「自分」の基準ではなく
「他人」の基準で物事を決め始めてしまいます。
すると、「自分」と「他人の期待する自分」に
ギャップが生じ始めた場合、
「自分」にウソをつくことになってしまいませんか?
ここは、実は大切なところで、
ーウソをつくことで他の人に信じてもらえなくなる
のと同じように
ー自分にウソをつくことで自分に信じてもらえなくなる
つまり、自分を信じることが出来ない…自信が持てなくなることに
繋がっていく可能性が高いのです。
もちろん、私達は、一人で生きているわけではありませんから
「譲る」必要もあれば、「他者の評価」を得ることも必要です。
ですから、ここでは
「自分」とのコミュニケーションを丁寧にする
ことをお勧めします。
つまりここで言う
「自分にウソをつく」
という状態は
「自分と腹を割って話していない」
あるいは
「自分がその選択について自分に説明が出来ていない」
ことを指しています。
…自分を蔑(ないがし)ろにしていると言うことなのです。
身内に厳しい家庭や、組織でも
同じ構造で問題は起きます。
この場合、家族の不和やチームの乱れとなって
現れているはずです。
自分へのウソは、多くの場合、自分への説明不足です。
自分に対してに限らず、不都合なコトは
出来れば多くは語りたくないもの。
ついつい、我慢してもらいやすい方向へ
それを押しつけているのかもしれません。
しかし、そのことが私達から自信を奪い、
自分自身の力(意欲や気力)を奪って
結果として、
相手に譲る余裕も、他者の評価を得る行動が
出来なくなったとしたら…
「何のために自分にウソをついてまで」
と言うことになりかねませんよね。
まずは、自分をしっかり味方に付けて前に進む。
新年度、色々と環境の変わる時期です。
こんな時こそ、自分にウソをつく前に
「自分」とのコミュニケーションを丁寧にして
味方に付けて行き…ませんか?
(初出 アメブロ“ひじま・まさき”のブログ 2014.4.1 一部改変)
http://ameblo.jp/awakeners/
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