道具が必要ならば、買いに行けばいい
　　　　　　　　　　なければ、作ってもいい

　おやつトングってご存じですか？
　数年前（もしかするともっと前？）から
　とりわけポテトチップスを食べるときにつかう
　道具（ピンセットの大きいようなやつ）です。
　
　このトングのおかげで、ポテトチップスの油を
　気にすることなく、本を読めたり、
　キー入力などが容易にポテチを食べながら
　行うことができます。

　多くの人にとって、ポテチを食べることが
　仕事の効率に関係がなかったとすれば、
　この「おやつトング」はそれほど重要な
　道具になならないかもしれません。

　しかし、ポテトチップスが仕事をするときに
　不可欠なアイテム
　（漫画ポパイのホウレンソウのように食べると
　　　アイディアが湯水のように湧くとか・・・）
　だったとしたら、
　ポテトチップスを食べながら仕事ができる
　環境、道具を見つけておくことは、とても大切
　ということになりますよね。

　自分にとって、一番やりやすいやり方には
　　　　　　　　　　　　実は気づけていない？

　上の例は、ちょっと極端な例だったのかもしれませんが
　私たちには自分にとって、やりやすい環境、状況、
　体の使いかた、心の状態が実は必ずあります。

　そして、もっとも自分に合っているやり方には
　もしかすると、気づけていないのかもしれません。
　なぜならば、その状態、環境、心・体の使い方が
　あまりにも自然すぎて、あまりにも心地よすぎて
　その状態に入ったことに気づいたときには、
　やろうとしていた仕事が、無我夢中でなされ
　終わっていたり、思い通りの結果を手に入れていた。

　のを、終わった後で気づいて、
　「あれ？　どうやったんだっけ？
　　あんまり、難しく考えずにできちゃうんだよね」
　と。

　私たちは、こともなげにできていることが
　たくさんあるにもかかわらず、そのやり方を
　活用できていなかったりします。

　だから、緊張する場面に
　「肩の力を抜いて」「リラックス！リラックス！」
　「いつものようにやればいいから」
　と励ましてくれている・・のではありませんか？　

　自分らしい（やりやすい）やり方で行動したい
　・・・自分の使い方が「役に立つ」場面です　

　もし、あなたのこれまでの経験で
　　肩の力を抜いて、リラックスして、
　　いつものようにできていれば
　問題はありません。

　一方で、周りからいろいろ言われれば言われるほど
　　肩に力が入り、リラックスできずに
　　いつものようにいかない
　としたら、あなたにとっては「言葉」で
　その状態を作ることが得意ではないのかもしれません。

　そうであれば、どんな手順、ステップを踏んだとき
　　特別意識することなく、自然体で
　　気がつけばうまくいっている
　状態で物事ができていたでしょうか？

　ある人にとっては、プラモデル作りかもしれません
　ある人にとっては、アイロンがけかもしれません
　ある人にとっては、飲み会の段取りかもしれません

　そのときに、あなたは、手順、ステップを踏みながら
　こともなげに、その行動ができたのでしょうか？

少し思い出してみながら、辿ってみることで
あなたにとっての、あなたの力が発揮しやすい
やりやすい心身状態のつくりかたが
発見できるかもしれません。

・・・手前味噌ではありますが、ＮＬＰでは
　　　その手順、ステップを
　　　行動、言葉の使い方、身体、五感の使い方
　　　といったように細分化して
　　　より詳細にとらえるやり方をお伝えしています。

まさに、自分の使い方（脳の使い方）マニュアル
と呼ばれることのあるＮＬＰの面目躍如と
言った場面かもしれません。

いずれにしても、自分自身がどのように
自分にスイッチを入れているのかを
知っておくことは、あなたの毎日の人生の質を
よりよくするに価値あることではないでしょうか？

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(初出　メルマガ　“心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2014.6.13 一部改編)
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