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前提を変えれば、問題はなくなる〜「想定内」のススメ

 「都会」には都会のくらし方
     「雪国」には雪国のくらし方がある

 
 なんどもお伝えしていますが、
 私、雪国出身の都会在住11年目の者です。
 こちらに引っ越してきたのは、1月のこと。
 なんと、冬なのに、滑り止めの靴がいらないのです。
 傘も、除湿器も必要ないのです。
 必需品だった、自動車も
 (駐車場の維持費もあり困難というのもありますが)
 公共交通機関が充実していて必要ありません。

 一方、うちの奥さんは、ずっと東京に
 暮らしていて、自動車免許を持っていません。
 もしも、私の実家に住むようなことになれば、
 冬どこかに出かける、買い物に行く段に
 なったら、随分不自由なことになるでしょう。

 しかし、仮に都会ではない雪国に住む。
 コトを“決め”てしまったとしたら対応ができます。

 「どこに住む(住んでいる)かによって
  私達は、準備するものを変えることが出来る」

 住むところ、という「前提」を理解さえすれば
 それを「既にある環境」と捉えて
 何かしらの対応はできるのではないですか?

 どんな状況も、「前提」にすれば
    わざわざそれに、悩むことはない

 生物は、水中で発生しまずそこで発展してきました。
 その中から、水を出て空気中で生活する生物が
 現れてきたのですが、
 水中に比べて空気中は、温度の変化も大きく、
 常に乾燥の危険もはらんでいます。
 
 しかし、私達は空気中で普通に生活しています。
 (泳ぐのが苦手で、海に近づかない友人もいます(笑))
 
 生き物として圧倒的に、過酷な環境にもかかわらず
 何千万年、何億年の進化の中で
 その環境に適応してきたのが生き物としての進化です。

 ここまで大げさなモノで無かったとしても

 今、私達が置かれている状況や環境を
 変えられないとしたら、その状況を「前提」と
 して考えてみる事ができます。

 「前提」にするということは、
 それを、当たり前のことで、気にする必要もない
 様にする(捉える)ことです。

 「前提にする」と、その前提が仮に
 これまで、「問題」として心を悩ませていた
 ものだとしたら・・・それは「問題」として
 気にしなくて済む様にできる訳です。

 そしてそれ以上に大切な「課題」に
 取り組む余力を創り出すことにも繋がります。

 変えられることから変える。
  そのために時には、一旦棚上げも有りでは?

 「前提」の発想は、私達が何に意識を向けるか
 を自分で“意識する”ことにあります。

 つまり、
  「その“問題”はあなたにとって
          どうして“問題”なのか?」
 この問いに対する答えの一つです。
 それは「私が“問題”として意識しているから。」

 私達の今の実力や協力者、タイミング、環境に
 よっては、「解決しにくいこと」も存在します。
 それに対応し続けて、動きがとれない状態を
 続ける代わりに、
 その「解決しにくいこと」を
 「(今は)しょうが無い」と一旦決めて
 それ以外のテーマについて別の行動を始める。

 「(今)変えられないことを(一旦)前提におく」
 ことで、私達が遭遇する問題の
 半分以上は、展開を変えることが出来るはずです。

 これは、解決の順番を変えているともいえるし
 あるいは、解決する必要がない問題は、放っておく
 とも言えます。

 多くの人が「問題」に遭遇すると「解決しなければならない」
 のスイッチが入ってしまいます。
 するとまさに「問題」に捕まった状態。

 私達の実際の世界に、時間の制約、空間の制約が
 ある以上、私達はそれをどのように有効に使うか
 という課題が常に課されています。

 そのときに、どの“問題”に意識を向けて
 どの“問題”から(一旦)意識を外すか

 そのための「前提」の使い方、置き方は
 あなたの持てるモノ(リソース)の有効活用に
 役立つはずです。

 なにを「前提」として、ゴールに「前進」しますか?

(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2014.5.23 一部改編)
http://nlpfield.jp/mailmag01/

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