わがままはいけないこと?
全ての人が、自分の勝手気ままに振る舞っていれば
どこかで必ず対立が生まれます。
ですから、私達は
「周りと折り合いを付ける」といういやり方を
身につけます。
そして、多くの人が我慢をして「折り合い」を
付けていることが少なくありませんから
「勝手気まま、わがまま」に振る舞っていると
多くの人から非難されます。
その非難は…一見筋が通っているようにも
思えるのですが、そこには、羨望や嫉妬が
混じっていることにお気づきでしょうか?
…俺(私)が我慢しているのに、
そんなわがままが許されると思っているの? と。
「我慢」はときに、自分の中の自分を
大切に扱っていないことになります。
この場合の「我慢」は、私達が「こうしたい」が
できないという文字通りのフラストレーション(挫折)を
私達にもたらします。
特に、この「我慢」にそれをするだけの代償、報酬が
無いときには、それを選択した自分に対しても
不満の感情を持ち始めます。
自分を大切に扱っていないことで
自分が自分に不満を持つ…奇妙な構図です。
そして、これが無意識に起こっているため
困った方向に、現れることがあるのです。
それは…自分が出来なかった、許されなかった
わがままをしている人に対してそのイライラを
ぶつけはじめるということ。
直接、自分に何の不利益を与えていない人で
あっても…(この辺りが昨今のヘイトスピーチや、
ブログ、Twitterの炎上に繋がっているの
かもしれません)
もしかすると、自分以外の人に
すぐイライラしてしまっているとき、
あなたの中の、「わがまま」と「我慢」との
バランスを確認すること。
あなた自身の自分との人間関係を
丁寧に見直す必要が生まれてくる。そう思いませんか?
あなたの“本音”に我慢させるまえに
その“本音”を聴く時間をとってみませんか?
私達が遭遇する全ての状況は、
メリット、デメリットが錯綜しています。
シンプルに、白黒付けられることばかりでは
ありません。
だからといって、本当は“思いのまま”に
やりたいことを、いつも自分に“納得無しに”我慢
させる必要はありません。
その手がかりとして、“思いのまま”を選択しないことの
メリット、デメリットは、
それが、効いてくるタイミング(時間)を基準として考えたとき、
あなたの“本音”はどのくらい納得してくれるでしょうか?
あるいは、
あなたの“本音”が最終的に手に入れたいモノへの過程と
してその選択を考えたとき、どのくらい納得してくれるでしょうか?
私達は思った以上に、色々な時間、色々な基準、色々な関係を
同時に考慮しようとしがちです。
そして、その混沌とした判断材料で、結果
自分の事を単に“我慢”だけさせていたとしたら、
あなた自身に前進する力があったとしても
進むモノも進みません。
NLPでは、自分を理解するために
五感、言葉、そして自分が使っている
無意識のパターン(クセ)を紐解きます。
つまり、自分の中にある言葉、そして言葉になっていない言葉から
その中にある解決すべき具体的テーマを見抜く力を鍛えます。
ですから、自分自身にとって、最終的には、あなたの周りの人に取っても
価値のあるゴールを作ることが出来るようになるのです。
ご興味が湧きましたら、HPやメールから、ご質問など
受け付けております。
どうぞお気軽にお寄せ下さい。
では。
(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2014.4.18 一部改編)
http://nlpfield.jp/mailmag01/
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