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私達は「いつ」を生きているのだろうか・・・?

昨日はもう過ぎた、明日は未だ来ていない

 学生時代の定期試験。準備が十分出来ていないと
 「あぁ、教科書のあのページ
       確認しとけばよかった〜」と
 ヤマが外れて、見当外れの勉強をした昨日のことを
 後悔して、肝心の試験の解答に集中できなかった・・・

 そして、最終日の苦手科目の準備が気にかかって
 肝心の明日の試験科目の勉強が手につかない・・・

 こんな経験、ありませんでしたか?

 昨日の思い通りではなかった行動を後悔して
 今やることに集中できない。

 明日の思い通りに行かなそうだと予測されることを
 不安に感じて、今やることが手につかない。

 結果、「今ここ」に居る自分が「今ここに」
 充分に力を発揮出来ない。

 私達は、いかに「今」ではなく、
 過去の後悔や、未来の不安に振り回されて
 いるか・・・という例かもしれません。

 選択と行動をできるのは「今」。

 後悔をしているとき、私達の時間の意識は
 過去にあります。そして、その過去のある一点
 について、他の選択肢を探し、
 それを選ばなかった自分を責めるのです。
 この「責める」という行動を「今」変えることが
 できます。
 他の選択肢を次に同じような状況が来たときに
 引き出せるようにそこから「学ぶ」という
 やり方です。
 どちらも、その時には「適切ではない」選択を
 したとしても、前者はそれをただ否定するだけ。
 後者は、そこから次への教訓を引き出すわけです。

 一方で、不安を覚えるとき、私達の時間の意識は
 未来にあります。そして、その未来のある一点
 について、起こりうる望ましくない結果を
 たくさん探し、自分を小さく評価するのです。
 この「過小評価する」という行動を「今」変える
 ことができます。
 望ましい結果が得られたその先から
 不安を感じる時点で必要な能力や準備を
 「見積もる」というやり方です。
 不安を覚えるときには、望ましくない方の
 結果に偏って、物事を考えていますから、
 望ましい方の未来について検討不足であることが
 少なくありません。そこで、望ましい未来から
 適切に、必要な準備を見積る事が役に立つのです。

 時間は、私達の意識の中にある。
    時間のとらえ方を自由自在に変える。

 私達を困らせる、「後悔」、「不安」の
 どちらも、私達の時間に対する意識が
  「過去の選択」として固定化したもの
  「未来の結果」として固定化したもの
 で、その固定化された中身が
 私達にとって「望ましくない」ものだった
 にすぎません。
 ですから、この固定化を一旦解いて、
 適切に扱うコトが必要になります。

 その時に
 「後悔」の代わりに、そこから「学ぶ」
 「不安」の代わりに、具体的に「準備を見積る」
 ・・・お気づきでしょうか?

 過去の後悔も、学ぶという行動に
 未来の不安も、準備(する)、見積もる
 という行動に

私達は、「今」行動することができます。
行動することで、私達を留めたり、滞らせている
「後悔」「不安」を変容させることができるのです。

この基本的なアイディアは、
NLPの中にある、タイムライン(時間の流れ)に
関するものです。
NLPでは、このように、私達が何気なく
認識していた、時間、空間、五感で捉えることに
微細に気づき、変化を起こすやり方を提供しています。

ですから、問題の解決や
目標達成への課題発見を
今までとは違った、
時間という視点、空間という視点、
で効果的に解決、達成
出来るようになるのです。

ご興味が湧きましたら、
HPやメールから、ご質問など
受け付けております。

どうぞお気軽にお寄せ下さい。

では。

(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2014.3.21 一部改編)
http://nlpfield.jp/mailmag01/

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