以前、政治家の方が
(特に、相手に詰め寄る形で)
「隗(かい)より始めよ」というではありませんか
ご自身から率先してなさったらどうですか?
と問い詰める場面を見た記憶があります。
この「隗より初めよ」という言葉は
もともと、どんな大事業でも
物事は、身近なところから、始めるコトで
成し遂げることができると言うものです。
2300年ほど前の中国の王が
自らの家臣(郭隗(かくかい))に、人材を集める方法を
尋ねたところ、
「私を優遇してください。そうすれば
郭隗(程度の者)が優遇されるのだからと
さらに優れた人材が集まってくるでしょう」
果たして国には、後世に名を残すような
名将や軍略家が集まりました。
と言う逸話が元となっています。
それでは、私達にとって
“隗”は誰でしょうか?
家族、同僚、友人
もちろん大切な身近な人です。
お気づきの通り、もう一人忘れていませんか?
それが「自分自身」。
たしかに「自分だけ」を優遇するのは
単なるわがままになるかもしれませんが
もしも気持ちや心の状態を考えたとき
自分の状態が整っていなければ
それはついつい、態度や表情に
表れてきます。
その相手への気配りのいわば燃料が
枯渇してしまえば
結果、自分の事だけで無く
周りに気配りすることは
難しくなるに違いありません。
…気配りの燃料切れに陥るでしょう。
ですから、
人との関係についてもそう
行動をお願いするにしてもそう
まずは“自分”から、“自分”を整えてから
はじめましょう。
…なんと言っても、“自分”なのですから
試してみても、迷惑も掛からない上に
自分自身が自分自身を
丁寧に扱い始める事が出来ます。
その扱い方が結果として
色々な方への態度や扱い方として
好影響をもたらす。
そう思います。
まずは“自分”にちょっとだけ“気配り”してみませんか?
Image credit: stuartphoto / 123RF ストックフォト
(初出 Facebook NLPフィールドCafe2013.12.18 一部改変)
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