江戸時代は、移動と言えば
一般的には徒歩でした。
それこそ、弥次喜多道中よろしく
東海道を2週間あまりかけて
大阪に到着したようです。
それが、今では新幹線で2時間半
飛行機だと1時間
どこでもドアだと・・・まだないっすね。
移動とは言いながら、その間の時間
何かしらを見、聞き、感じて
いるはずですから、
移動の途中にする体験は随分端折られて
いることになります。
少なくとも、新幹線や飛行機であれば
新しく出会う人は
もしかすると、数人いれば良い方
てな事になります。
私達が、技術の革新と共に、
時間を効率よく使える様になったことで
別の体験は私達の時間の流れにすら
乗ってこないことになっているかもしれないのです。
そして気づかぬうちに起こっていること
それは、ネットの世界。
最近のインターネット(ウェブページ)では
何かを検索するときに、
自分が打とうとした単語を
予測変換してくれますよね
広告も、自分が最近検索したり
買ったりしたものが出る。
・・・確かに、専用のコンシェルジュが
いるかのごとく、自分の望んでいるモノに
近い情報を優先的に集めて
提示してくれます。
ですから、15年くらい前にあった、
色々なホームページを訪問する
「ネットサーフィン」と言う
言葉が死語になるくらい、
迷うことなく、ピンポイントで
目的を探し出せるようになっています。
しかし、サプライズな発見は
ありません。
そればかりか、インターネット上では、
私達が私達自身が好む世界の中しか
移動しなくなる可能性があります。
あるいは、googleやfacebookといった
検索や人が集まるの仕組みを作っている会社の
作りたい世界の中だけしか
知らないことになりかねません。
・・・世界は、リアルもヴァーチャルも
思った以上に狭いことに
なっていやしないでしょうか?
世間では情報過多といわれることが
ありますが、
その情報と言っても、かなりある意味で
偏った世界になっている
としたら・・・
ですから、情報に加えて、沢山体験する。
自分の目と耳と感性で世界と向き合う。
こんなことが大切になっていると思います。
そして、そのために自分の使い方や
自分の使い方のこれまでのクセを知ること
・・・不可欠だなぁと、手前みそながら
思っています。
世界が、狭くなる、世界が、偏る。
その中にいれば、それほど不自由は
感じないかもしれませんが、
ときに、自分が自分らしく生きようとして
その狭さにぶつかったとき、
その偏りに引っかかったとき
間違いなく、僕たちが伝えている
NLPのアイディアや方法は役に立つと思います。
僕たちはまた、そのNLPを“使える”道具として
お伝えしています。
こちらのコラム、Facebookページ
そして、ワークショップも
是非とも、ご活用ください。
Image credit: vectomart / 123RF ストックフォト
(初出 Facebook NLPフィールドCafe2013.7.3 一部改変)
http://www.facebook.com/nlpfieldcafe
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