僕自身が、若い頃励ましされた言葉に、
「成功するためには、出来るまでやれば良い」
というのがありました。
これを当時の上司から聞いたのですが、
最初は、若気の至りといいますか、
「すっげー無駄が多いし、スマートじゃないよね」
と思ってなかなか実践しない。
しかし、数年たつうちに、経験的に
確かに「出来るまでやれば、上手くいくな」と
気づいたのです。
しかし、実際のところ、最初は
無駄が多いのです。
…簡単に言えば、「もっと経験から学ぶ」
つまり、上手くいくまでに、した
上手くいかなかったことを改善していく
その視点がないと、文字通り
「無駄が多く、賢くないやり方に陥る」のです。
学ぶためには、何が必要かというと、
「上手くいっている」点と「上手くいっていない」点とを
意識できていること。
つまり、自分の中で判断(判定)基準を
作っておくことが役に立ちます。
コーチは、あなたのその基準を意識できるように
質問をします。
○○が完全に上手くいっている状況を想像して
それを10点満点だとしたとき、直感的に
今現在は何点くらいだと思う?
と、感覚的な成否をあえて数値で言ってもらうことで
意識化したり、
○○が上手くいっていることは、
どのように(何を見たら/聞いたら/感じたら)
分かる?
と、具体的に判断できる、感覚の正答を
準備することで意識化もしたりします。
このように、これまでは、「なんとなく」
試していたことを、基準を作ることで
目標に近づくように、改善するかどうかを
判断し、必要があれば、改善の策をつくることができます。
つまり、何かを一回実践したら、
その結果を土台に、ゴールへの次の行動を
選択するのです。
再度実行するなら、同じ事を続ける。
行動を改善するなら、改善して実行する。
望んでいた結果が手に入ったら、次のステップを
準備する。
そして、実は、この行動で、進む一歩が
あなたにとって、容易なサイズになっていれば
なっているほど、実現は結果として速くなります。
想像してみてください。
2階へ上がるのに、階段の段が
一段が1mの階段、4段を上るのと
一段が20cmの階段、20段上るのと では
どちらの方が、速く上れるでしょう?
あなたがジャンプに自信があれば
もしかすると、前者かもしれません。
しかし、ジャンプにそれ程自信が無くても
後者は無理なく上れるに違いありません。
あなたが、準備する基準、ステップのサイズもまた
あなたが成功に近づくために
行動を続けるための「モチベーション」を
左右する大事な要素になるコト、
お気づきですよね。
…コーチは、クライアントの、時間や持っている力を
最大限活かすために、
行動を目標に近づき易く、継続しやすいものを
ともに、作っていく役割も担います。
伴走者としても、あなたにとって、“いまここ”での
ベストが発揮出来るような、プロセスの改善を
同時進行でサポートします。
次週は、
新しい挑戦をしているとき、未経験だから、
手に入れる、望んでいる未来に、ワクワクもし不安にもなる
そんな心の葛藤の内“未来への不安”へのサポートについて
お伝えします。
ではまた、来週。
(初出:あなたの相棒、賢いコーチの使い方
http://aibou-coach.blogspot.jp/ 2014.11.12改変)
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