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変化に必要なものは「決める」こと・・・クライアントこそが主役・相棒コーチング③

究極のところ

 「人はやりたいことしかやりません。」

・・・「え〜っ、やりたくないこともやってるよ」
確かにそうかもしれません。

しかし、よくよく考えてみれば、
「やりたくないけれどやる」と決めたのには、
 やらないことで、受ける不利益や損害を
 避け“たい”がためにそれを選択しています。

もしも上の表現に違和感を覚えるようでしたら

 「人は自分で“やる”と決めたことしかしない。」

といっても良いのかもしれません。

実のところ、コーチングでクライアントとコーチとが
多くの時間を使う部分の一つが、この
「“やる”と決める」ところです。

ここがまだ弱いとき、クライアントの
行動力、実践力、継続力が充分に働きません。
もっとも、問題解決や目標達成への過程で
容易に課題をクリアできている、
課題に取り組むのが比較的楽しいときであれば
いいのですが、
なにか、状況の進展がはかばかしくないとき
うまくいかない状況が続くとき、
あなたの「決める≒決断」があなたの解決、達成を支えてくれます。

 もちろん、コーチングのプロセスで
 途中プロセスのハードルを下げる(小分けにする)
 楽しく取り組めるようにすることも探求します。

ですから、あなたの「決める」は、
あなたの実現を支える
もう一人のペースメーカでもあります。

その意味で言えば、コーチは無力なのかもしれません。
コーチは、
目標を「達成したくない」人の目標達成は出来ません。
問題を「解決したくない」人の問題解決は出来ません。

ですから、実際の目標への取り組み、解決への取り組みに
進む前に、あなたの「決める」を探求します。

コーチを使うくらいですから
「目標達成」したい、「問題解決」したい、
というのは当たり前でしょう。
・・・なのになぜ、「決める」を探求するのか?

私達は、気づいていない部分で、
「目標達成」や「問題解決」・・・変化に
怖れを抱いている、懸念を抱いていることが
あるのです。

それが、
 目標を達成しようとしてもなかなか進まない
 問題を解決しようとしてもなかなか着手できない
・・・目標達成、問題解決の必達を「決断」できない。

というところに繋がっているのです。

私達の気づいていない部分・・・無意識と呼べる部分は
私達にその根拠を明確にはしていません。
ですから、その懸念材料を具体的に明らかにして
対策や準備をしておくことで、意識的にも無意識的にも
安心して、目標達成、問題解決への行動を
実践できるようにすることが、

私達のコーチングでは大切にしていることです。

・・・言ってみれば、あなた自身の迷いがなくなって
   あなた自身が満場一致で進むことができたら
   これほど心強く、力強いことはない
そう思いませんか?

コーチはクライアントであるあなたの味方です
そしてあなた自身の様々な意見、懸念もまた
あなたの味方ですから、丁寧に説明説得して
味方につけていく。これもまた相棒コーチの
進め方です。

ではまた来週。

(初出:あなたの相棒、賢いコーチの使い方
     http://aibou-coach.blogspot.jp/ 2014.9.3)

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