なにが「Sorry!」だよと自分にツッこんだ瞬間
日常会話の99.5%以上は、日本語という
ネイティブジャパニーズの自分が
自宅で嫁とぶつかって口をついて出たのが
「Sorry!」
言った瞬間、可笑しいやら、照れくさいやら
すぐに自分にツッコミをいれます。
「なにが“Sorry!”だよ」
決して奥さんが英語を話すのでもなく
自宅で、英語を話す練習をしていたのでもなく
ただ、数日前に海外に行っていたということ
その数日間は、英語を(苦労しながら)話して
いたと言うだけ。
その意味では、ちょっと嬉しい話で
「感じたこと」を無意識に表現すするのに
英語への自動回路がちょっとだけ繋がった・・・
ツッコミは、そのうれしさの照れ隠しだった
のかもしれません。
表現するのに、「何(語)」を使ってもOKだ
本当に美味しいものや本当に嬉しいことに
出会うと
それこそは、
「何にも言えね〜」とか
「言葉に出来ない」とかさえも
言うことが出来ず。
ただ、息をするのを忘れるくらいに
身体と目力と声がでるかでないか・・・
でその感じたことを表現します。
その時、ボキャブラリーがどうの
さらには、英語だ、日本語だ、フランス語だ
さえもなく
ただ、自分の中(だろうと感じられる)から
湧き上がる「感じ」に任せて
私達は、自分を表現できることを
知っているし、実際しているはずなのです。
個人的には、どんなに言葉を尽くしても
「何にも言えね〜」とか
「言葉に出来ない」とかさえも
は表現しきれるものでは無いと思います。
・・・だからこそ、私達は
言葉にとらわれすぎずに、
自分の「感じ」を伝える
表現できたらいいわけです。
しかし、もし、
その感じをだれかに伝えたいとしたら
言葉に対して、こだわりは必要かもしれません。
「言葉」は伝達のための道具、入れ物だ。
私達の言っていることの大部分は
言葉以外の情報だとも言われています。
ですから、
「あの言葉、ウソっぽい」とか
「心が入っていない」とか
「つたわらない」とかいう表現を
私達は、知らず知らずに使っているのです。
もしも“伝える”、“わかってもらう”ための
工夫が出来るとすれば、
まずは、自分の「感じたまま」に合う言葉を
使うと言うこと。
言葉が先ではなく、「感じたこと」が先です。
すると、自然に表情が変わったり、
話し方の感じも変わるはずです。
直接話せるのならば効果大でしょう。
そして、次に、相手が受け取りやすい言葉を
見つける。
・・・「すんません!」と英語圏の人に
伝えたとしても、謝っている意味
としては受け取ってもらえないかも
しれませんからね。
しかしながら、気持ちをシンプルに伝えるときは
心から申し訳なく思って「すんません」と
言ってみると、思った以上に伝わるはずです。
言葉はとても巧みに使う事も出来ますが、
その背景にある、話し手の理解や気持ち
伝えたいことがあると言うことを
気づきながら話を聴いて、
意識しながら話をすることで
相手とのコミュニケーションは
さらに随分楽なものになるはずです。
(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2013.7.5 一部改変)
http://nlpfield.jp/mailseminar.html
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