日常、ありそうな会話、
「今日の夕飯なにつくろうか?」
「オムライスがいい」「絶対、ハヤシライス!」
さて、あなただったらどう選びますか?
「オムハヤシでも作りましょうか・・・」
わたしたちは、いろいろな瞬間に
さまざまな選択、決断をしています。
選択・決断というのは、(選択の)可能性を
排除していくこと答えを“絞って”いく心の働きです。
ですから、私達の世界から、
自分自身で選択肢を減らしていきます。
もしも、あなたがこれまで、
“自由に…したいのに、…”
“難しくて…できない”とか
“…のはずがない”
“絶対に…だ”
のようなフレーズとともに、決断をする
あるいは“選択させられて”いた経験が
おありでしたら、
決断をする(しなければならない)=選択の余地はない
が自動運転を始めているかもしれません。
言い方はキツいかもしれませんが、
誰も頼んでいないのに、最初から「厳選した」選択肢
から選ぼうとしていたのかもしれません。
・・・この「厳選」は、たぶん
厳しい目で選定したではないのです。
世の中厳しいものだと思って選定した
「厳選」であるかもしれません。
少ない選択肢は、
「選択に失敗してはいけない」という心理的圧力を
私達に与えます。その心の状態はそのまま
「失敗してはいけない」という警報を残したまま
その後の行動に影響を与えていきます。
そのような心理状態にあるときには、
『押してダメなら引いてみな』の状況にあっても
・・・「押してダメなら、ダメダメじゃん!、失敗!!」
このあきらめの早さを、潔さというのは違うと思うのですが。
そんなときに、可能性、選択の可能性を増やすから
始めることが役に立ちます。
これは、量が質に変わる性質のものでしょう。
豊かな選択肢から、選択し行動する
もしも、一つ目の見通しが芳しくないと感じられたら
次の選択肢を行動することができます。
選択肢が多ければ、よりその場にあったものを選べます。
選択肢について考えていれば、いくつかの選択肢を
融合した選択肢も生まれるかもしれません。
コーチングの場では、最終的には、選択・決断を
することになりますが、それに至るまで
あなたの『テーマ(目標/課題)』、
そしてそれを行動するご自身とに
”可能性、選択肢”を介して、じっくり向きあう
そんな時間と過程を進めていただきます。
そのことによって、あなたが全身(心身と思考)で
テーマの実現に邁進かのうな状態つくります。
…実際、オムハヤシを作るにしても、
リクエストしてくれた二人がそれぞれが
ハヤシライス/オムライスが嫌いでなければ
の確認は必要です。
コーチングで、自分自身の思いを確認して
実現のための条件と整えるその中に、
考えついた「最善策」が、あなたにとって
そして、あなたの周囲にとって、
望まない影響を及ぼさないかどうかを
確認する。ここが、実は最重要ポイントになります。
私達の、無意識は、「望まない影響(≒危険)」に
敏感ですから、もしその存在に気づいたら
私達の無意識は、急ブレーキをかけます。
「こりゃ、名案だ!」と確信しているのに
計画や行動が進んでいかない。
そんなときには、コーチはここも再点検します。
あなたの未来に対する、期待も懸念もひっくるめて
あなたの未来です。もしそのどちらかが
あなたの未来を創るために、充分に
豊かでなかったとしたら、そこを豊かにする
まさに、相棒コーチがお手伝いする、
コーチングです。
次週からはまた、別のテーマでお届けしようと思います。
ご意見やご感想もいただけるとうれしく思います。
では、また来週。
(初出:あなたの相棒、賢いコーチの使い方
http://aibou-coach.blogspot.jp/ 2014.8.13)
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