受験勉強をしていた時
あるいは体力トレーニングをしていた時
またあるいは進めている仕事に
なかなか成功の兆しが見えなかった時
ふと口を着いて出てしまう
「もうこれ以上できないよ」
本人的には、打つ手をすべて打ち尽くして
もう何もすることがないと
半ばあきらめの言葉。
でも、ちょっと待って下さい。
「できない」のは、
チャンスがない、状況が整わないからですか?
自分の力が無いからですか?
今の自分ならば、自分にそう問いかけるはずです。
「できない」と口にする時、
その理由に目を向けることを
自分にちょっと許しちゃうこと
ありませんか?
・・・だからといって、その時の自分、あるいは相手が
楽をしていると言っているのではありません。
ただ、苦しい「できる」の追究を見ないようにして
「しないこと」を選択していたのかもしれません
そう、苦しいことを避けるために
あるいは、苦しいのが嫌だから
「やりたくない」ことに、気づかないふりをして
やりたくないと選択していたのかもしれません。
確かに僕が今、総理大臣になろうとしても
それは、「できません。」
チャンスは、ついこの間まで
衆議院の選挙が始まろうとしていたのですから
可能性がなかったわけではありませんが、
・・・応援者をとりまとめてはいなかったですし、
政策をまとめてもいませんでした。
供託金の準備もなければ、選挙活動の
資金もありませんでした。
それよりも何よりも、今の僕は
総理大臣に、今、なりたいとは思っていないわけです。
極端な例ですが、「なりたいと思っていない」ことを
「できない」と表現していることだってあるのです。
あるいは、「できる」ための情報や手段を集めること
止めるために「できない」と表現していることだって
あり得るのです。
つまり、自分の中に、
「やりたい」けど「できない」という
考えや思い、感覚がある時、
その「できない」と言う思いに
確認を取ってみましょうか。
したくないのか? しないのか?
できないのならば、
チャンスがない、
今、状況が整ってない
今、自分の力が足りない
できない原因に出会う・・・これは改善のタネですから。
すると、ただ、「できない」と思って
イライラ、モヤモヤしていたモノが
はっきりと
そうか、したくないのか。 とか
そうか、やらないのか。 とか
さらには、
チャンスを探そう! とか
状況を根回ししたり協力者を見つけて整えよう とか
自分の力を鍛えよう とか
納得する、決断や、改善の行動に
変わるはずです。
そうすれば少なくとも、「やりたい」ことを「やるため」の一歩を
踏み出しやすくすることができます。
そしてさらにあなたの「やりたい」が
どんな困難を乗り越えてでも
実現したい程、魅力的で、あなたに不可欠なモノであれば、
自ずと「できない」は、「やるためには」に
変容してくるはずです。
なかなか「やりたい」が手に入らない時
自分自身でその「やりたい」の魅力を
もっと探求する。
・・・すると、「やりたい」もまた「やること」が当然に
なり始めますから。
当たり前なれば、しないと座り心地、居心地が
何だか悪くって、やっちゃうものです。
そういうこと多くないですか?
私達って。
こんな心の動きも上手に利用して
「できないこと」も「やっちゃう」に
変えてくこともできますよ。
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(初出 Facebook NLPフィールドCafe2012.12.5 一部改変)
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