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思考と気持ちの両方を理解し、発想を行動で現実に翻訳する①・・・自己変革としてのコーチング−賢いコーチの使い方

前回は、クライアントが“自分”で進む力を整える
テーマにお伝えしました。

そこでは、コーチとクライアントは、
相互に依存する関係ではなく
コーチングのセッションの中で
クライアントご自身が同様の問題に対応出来るように
そのやり方、体質、発想を身につけ、
卒業してもらうことを目指しています。

だからこそ「賢いコーチの使い方」を
お伝えしています。
「賢いコーチの使い方」というのは
コーチに全ての丸投げして「変えてもらうのではなく」
ご自身が、自分のやり方の中で
クセになっていて、一人では、改善、成長に
時間がかかるな、力がかかるな
そんなポイントに絞って、コーチを活用する
最終的には、その形になっていくことが
望ましいと考えています。

そんな中で、私達のクセにあるのは
自分自身の「本音と建て前」、
あるいは「思考」と「感情」と書いた方が
ピンと来るかもしれません。

私達は色々な人や物、組織、社会との関係の
中に生きています。
すると、そこには、自分の基準ではなく
周りや関係性の中にある基準で行動を
求められます。

その場合、主に「思考」が私達の行動を支配します。
一方で、本来的に持っている自分の基準いわゆる
「好き嫌い」に当たる判断基準、行動基準も
また存在します。

多くの場合、これまでの経験上「思考」を
活用して行動してきたかと思います。
その「思考」で用いた基準が、「好き嫌い」の基準と
かけ離れているとき、

私達の心の中では、「思考」と「感情」との
大げんか・・・葛藤が起こっています。
ときに、この心の中の衝突が
身体症状で出る事もあるくらいです。

先程もお伝えしたとおり、
多くの場合私達は「思考」を優先し
自分の基準であるところの「好き嫌い」を
置き去りにしていたことが少なくないの
ではありませんか?

これもまた、社会を生きてきた私達のクセ。

ここで、コーチとして提案があるのです。

私達は、子供の頃のように、社会人に成り立ての頃のように
また、周りの基準を学ばなければならなかったこと
から何十年かの人生経験を積んできているはずです。

その人生経験をつかって、
あなたの本心的な基準例えば「好き/嫌い」と
社会的に求められる外部の基準「思考的な基準」とが
両立する、やり方、基準を作ることが
できるはずなのです。

そのために、コーチを活用して、
これまでのやり方のクセで、
自分を抑えっぱなしにするのではなく
かといって、子供の頃のように単なるわがままに、
周りの基準を破るのではない

新しい基準で行動を始めるをやり方を身につける。
これもまた、賢いコーチの使い方の一つになる
と思いますが、如何でしょうか?

(初出:あなたの相棒、賢いコーチの使い方
     http://aibou-coach.blogspot.jp/ 2014.4.30)

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