(イラストby 郵便局フリーイラスト)
「○○が怖くて・・・ができるか!」
こんな、ちょっと威勢が良さそうなセリフを
聞くこともあります。
しかし、このフレーズを聞くと
かえって、「○○が怖いんだな」と
いう印象を受けてしまうのは
僕だけでしょうか・・・
そして、その「怖い」ということを
知っていることが強さに
つながる。そう思います。
反対に本当に怖いのは
「○○が怖い」という「怖さ」にも気づいてないこと
○○の怖さを知らなかったとしたら
私達はその物に対して対抗する術を
持たないことになります。
持っていなければ、無防備なだけで
もし、それで無事過ごせたとしても
それは、幸運だったとしか言えないでしょう。
怖いもの知らずというのは、
それは、強さでも何でも無く
運任せ、行き当たりばったり
ということになるのかもしれません。
そして、あなたがリーダーとして
仲間やチームを率いるとき
リーダーとして「怖さ」を知ることは
大切な事です。
メンバー(の力)を活かす、活かせないの
鍵を握るのがリーダーなのですから、
リーダーが取り組むことに対して
・・・恐れる必要が無い側面を知る
事は大切ですが、それと同時に
・・・恐れるべき側面を知る
事の両方を知ることは、
物事を、より良く進めるためにも
さらに、良くせぬ出来事に対応するためにも
必要な事になります。
そして、ときには、「恐れ」を越えても
そのことに取り組む「決断」を
迫られることもあるでしょう。
その時に
「恐れ」を知って下す「決断」と
「恐れ」を知らずに下す「決断」とでは、
決断の重さが違うはずです。
そう、「恐れ」も知った上で下す
「決断」をする方が「強さ」を必要とするでしょう。
希望的観測で「恐れ」を見ないように、知らないようにして
「怖いものなんか何もない」という代わりに
「恐れ」の正体をまずは知ること
そして、その正体を知った上で
今の自分が、自分に対して、仲間に対して
何が出来るのか・・・
どう関わるのか・・・
言い換えれば「恐れ」や「リスク」を
ただ恐れたり、嫌がったりするのではなく
それと向き合える、
「恐れ」の対象として正体を見極めることが
できる様になっていきたいですね。
「恐れ」は私達の未来のある可能性を
伝えてくれているにすぎませんから
「恐れ」を必要以上に恐れる必要は
無いはずですから。
(初出 Facebook NLPフィールドCafe2012.7.2 一部改変)
http://www.facebook.com/nlpfieldcafe
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