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伝えたいことは、両方伝える

 ほめられすぎても、ダメ出しされすぎても

 社会人に成り立てのことです。
 当時、「自分は出来るかも」と思って
 会社に入ったのですが、
 まもなく、そのちょっとした
 思い上がりが違っていたことに気づきました。

 気づいたのは良いのですが、
 仕事をした後で、まずいところを指摘されると
 「あぁ、やっぱりまだダメか」
 と自分にダメ出しをします。
 しかし、その一方ほめられるても
 この人は評価が甘いだとか
 きっと気を遣ってくれているのだ
 思ってしまい、
 「あぁ、気を遣わせるほどダメなのか」
 やっぱりダメ出しをしていた時期があります。
 
 ・・その先輩や上司が
   ダメ出しをしていたわけではないのですが
   勝手にセルフダメ出しをしていたのです。

メッセージの伝え方や受け取り方にも
           一人一人クセがある

 
 当時の僕は、一人前になりたい、成長したい
 と思っていたので、その役に立つ情報は
 上司や先輩から欲しいと思っていたのですが

 指摘されるのときの「怒られる」語気で
 まずいところを指摘されると
 修正点よりも、「ダメだ」という語気を
 受け取ってしまっていました。

 一方、ほめられたときはほめられたときで
 語気的には受け取りやすい者であったものの
 そこに「向上のための情報」がもらえなかった
 ことで、ガッカリしていたわけです。

 ・・めんどくさい奴と言わないで下さい(笑)
 多かれ少なかれ、相手のメッセージの
 どこを受け取るかはクセがありますし、

 同じ失敗、成功からも
 改善点に気づいて、そこを指摘する
 傾向の強いのある人もいれば
 出来ている点に気づいて、
 そこを認めてくれる傾向の強い人もいるのです

 そして、受け取る側にもそのクセは
 あるのです。

 ですから、テクニックとして
 その両方を網羅してあげれば、
 欲しい部分を聞き出すことが出来れば

 自分の欲しかった、指摘や承認が
 もらえるとは思いませんか?

 両方の側面を伝えるサンドイッチ法

 自分に厳しい人でも、改善点を伴った承認であれば
 改善点を受け入れると同時に承認も受け取れますよね
 反対に指摘されるのが苦手な人でも、承認を伴った
 改善点の指導であれば、受け取りやすいはずです。

 あなたが相手の事を認めたり、指導するときには
 改善点を承認の両方を伝えることができます。

  大まかにいえば、
  1.相手の特によかったところ(承認したいところ)
  2.より良くするためのポイント(改善点)
  3.全体として良かった所
  ・・・すると、伝える方は相手の全体を承認することが
     できますし、
     受ける側も、承認されたい欲求と、
     成長のための指摘を受けたい欲求との両方
     (もしくは最低どちらかを)を
     受け取ることが出来ますから

  その言葉の全体を受け入れることがし易くなります。
  承認できる点で挟んでいるのでサンドイッチ法といいます。

 そうは言っても、うちのボスなかなか
 ほめてくれないんだよね・・・文句ばっかりで・・・
 こんなご意見もあるかもしれませんが、
 その時は、この質問ができるかもしれませんね

 「ありがとうございます。そして、
    そこを改善するためのポイント
     もしあれば教えていただけませんか?」
 
 ・・・僕は、サラリーマン時代使ってました。
    すると、怒りにまかせた文句は
    少なくなりました(笑)
 
 いずれにしても、相手の意見から
 何かしらの情報やヒントをもらうのでなければ。。。

 叱られ損、怒られ損だけだと
 楽しくないですからね。。。。
 
 相手のノウハウを頂く
 対話のチャンスと
 見ることも出来るかもしれません。

 では、今日も、良い週末を迎えるための
 良い一日をお過ごしください。

(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2013.3.8 一部改変)
http://nlpfield.jp/mailseminar.html

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