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【今週のひと言】失敗に見えることが、実は素晴らしいことの始まりかもしれない。

【今週のひと言】

 『失敗に見えることが、
    実は素晴らしいことの始まりかもしれない。』
      (山中伸弥/京都大学iPS細胞研究所所長)

おはようございます。
NLPフィールド 稗島です。

巷では、STAP細胞に関する論文についての
不正疑惑で大騒ぎになっていますが。。。

今日の言葉は、
ips細胞の研究でノーベル賞を
受賞された山中伸弥教授の言葉です。

もし何かしらの実験、調査の「失敗」を
ただの失敗として、葬り去ってしまっていたとしたら
それに関わる知見や過程は
「ムダだったこと」となってしまうでしょう。

失敗とは、良き結果を求めた思案や試行錯誤の
知恵の集積とも言えます。
その中に、良き結果になるはずのものを「失敗」に
変えてしまった要因を見つける素材でもある訳です。

ですから、失敗と侮るわけにはいきません。
そしてまた、大きな目的に進むためには
沢山の成功の要因が必要な可能性もありますから
その文、その要因を発見するための「失敗」が
必要になるでしょう。

山中教授はまた、ご自身の研究の経験を通して
「9回失敗しないと、なかなか1回の成功が手に入らない。」
とも仰っています。

失敗は、行動を起こさなければ存在しません。
そして、その行動の中にある要因が成功へ
私達を導くはずなのです。

地道な活動の結果が、一足飛びに
成功に繋がらなかったとしても
それは、確実に成功、あるいは目指すゴールに
近づいていた事に気づくということ。

同時に、実際に行動することこそが
確実に成功、あるいは目指すゴールに
たどり着かせるものだということ。
山中教授の長年の研究とその成果が
研究者のみならず、一般の私達にも
勇気が与えてくれた気がします。

一旦「失敗」と名付けられた物事から
どれだけ、前進するのに役立つ学びを引き出すか
そのことに気づいていることその物が
すばらしい事への始まりなのかもしれません。

そして、その地道な活動を
地道に記録し、丁寧に飾ることなく
証明し、提示していくこと…この言葉の中に
“科学的発見”の軸、芯のようなものを
見た気がします。

では、良い一週間を。

(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2012.10.15改変)
http://nlpfield.jp/mailseminar.html

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