毎日、意外に些細なことで
迷います。
朝の服の選択であったり、
朝食に何を食べるかであったり。
迷う必要の無い時代がありました。
学生時代です。
少なくとも僕の幼稚園から高校まで
制服がありましたから(中高ともいわゆる学ランでした)
選択肢はありません。
朝食は親が準備してくれていましたから
せいぜい、体調と時間に合わせて
食べるか食べないか。
迷わないというのは、
選択肢を持たないということの裏返しです。
選択肢を持たないと言ったのは
1.結論を自分で持ったので選択肢を絞った
2.そもそも選択肢がない
場合が想定されるからです。
つまり、状況にせよ、自発的せよ
選択肢を見つけ、増やせば増やすほど
『迷い』は起こるのです。
そして、その選択肢を自分の情報だけでは
選ぶに心許ないと思ったとき『迷い』が
生じるのです。
そんなときであれば、選択肢を評価する
別のやり方があれば良いわけです。
もちろん、誰かに意見を求めることが
役に立つこともあります。
そして、それだけでなく、自分にとって
自分が見落としていた、必要な視点を
取り戻すのに、コーチの役割は重要です。
言い方を変えれば、コーチは
クライアントの(迷っていたテーマへの)
自信を取り戻す役割をも果たします。
迷いは、言い換えれば、選択肢についての
視点不足、視野不足。
あなたが判断に資する情報を
全て得ていたとしたら、
迷うという心の動きは
少なくとも、不要となります。
そして、その「迷い」のまま
(事実かどうかは別として)
自分の持っていた判断のための情報に
心許なさを感じていたときに
判断への「不安」を覚えるということです。
「自信を取り戻す」といっても
単に、あおり立てたり、元気づけたり
するのではありません。
クライアントが、自分自身が既に持っていて
これまでに、『心許なさ』を
リカバーするために使っていなかった
視点や情報をとりもどす
そのための、コミュニケーションで有り
心の使い方で有り
言葉や身体の使い方を
コーチ(トレーニング、チェック)する
わけです。
スポーツのでも同じでしょう。
(スポーツの)コーチは試合に出られません。
(スポーツの)コーチは選手が試合でその能力を
発揮したプレーをするための
身体の使い方、技の使い方を
サポートします。
おなじように
(相棒)コーチも実際にクライアントさんが
課題を解決し、目標への行動をするとき
コーチとして助けることは出来ません。
・・・コーチは、クライアントが
問題に直面し対応するとき
目標への課題をすすめるときに
それらが滞りなく進むための準備、段取りを
するために力を発揮します。
「勝兵は勝ちてしかる後に戦いを求める」
課題に立ち向かうときには勝算充分で向かう
その準備をお手伝いしているのです。
(初出:あなたの相棒、賢いコーチの使い方
http://aibou-coach.blogspot.jp/ 2013.10.30)
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