パントマイムで、
あたかも目の前に壁があるかのように
演じるマイマーを見ていると
本当に指先や
筋肉の動き、
力のいれ具合まで
本当にそこに何かあるように
表現できるのを見ています。
そうしていると不思議な物で
そこにあるはずのない
壁が見えてきたり
感じてきたりします。
日常見る風景では
「壁がある」時の動きだから
脳は、「無いとおかしいよね~」って
壁の映像と質感を
作り始めます。
これは、目から入ってきた映像から
起こったことなのですが、
私達は言葉で、言葉が作り出す感じ(感覚)でも
同じことを始めます。
~できない、無理だ~、どうしても・・・
それが、
「壁にぶち当たる」と言うことかもしれません。
ここでいつものいたずらをしてみます。
まず、あなたの見えない壁になっていそうな
言葉を見つけてみます。
「~できない」とか「無理だ~」とか「どうしても・・・」とかですね。
そして、その言葉(文)の中身が
目の前で『壁』として
本当にあったとしたら
どんな質感で、どんな色で、
どんな温度で、たたいてみると
どんな音がするだろうか
パントマイムで見えるような
リアルな壁を
想像します。
そしてさらに、どうしたら
その壁が取り去られるか
考えてみます。
ハンマーでたたくも良し
削岩機で壊すも良し
業者に頼むも良し
壁が短ければ、迂回してもOKです。
目に見えない壁ですから
目に見えないけれど想像の中でできる行動で
扱ってみるというわけです。
目に見えない物を扱うのに
目に見える物の扱い方では
上手く処理できないことがあります。
ちょっとやってみるとおもしろいですよ。
そして、ちょっと想像するの苦手なんだよね
と言う場合には・・・
さっきの
「~できない」とか「無理だ~」とか「どうしても・・・」とかですね。
そして、その言葉(文)の中身が
紙として目の前にあったら・・・
コピー用紙でもいいし、
裏紙でもいいので
その言葉を反対に
目に見える状態にします。
そして、それを
破いてもいいし、
くしゃくしゃにしてゴミ箱に捨ててもいいし
(あとで、ゴミ出してくださいね)
さらには、『赤ペン』先生として
自分の思う内容に
書き換えてみてください。
これは、
目に見えない壁の原因を
目に見える状態にして
扱うやり方です。
いずれにしても、
ちょっとした、いたずら心が
大切です。
押してダメなら引いてみな!
今まで、真摯に、真面目に
その問題に、向き合ってきたならば
なおさら、
ちょっとした遊び心が
あなたの、目の前の見えない壁を
どんな風にクリアしていくか
試してみてくださいね。
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