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「どうもすいません」ではすませません

何か失敗をした!、問題を起こした!そう思ったとき、
とにかく、まずは相手、関係者に謝ることが多いの
ではありませんか?

この行動は、一つの側面では正しい
(もったいぶってますよね)
つまり、相手(ときにはお客様)、そして関係者と
の関係をできる限り良い状態に保つために大切
なことです。

一方、これが行きすぎると・・・
“謝れば良いんでしょ!謝れば!!”というふうに
逆ギレになったり、
“とにかく、全部俺が悪いんだよ”といって、
何だかわかんないけれど、全部背負い込んで
しまったりします。

ときには、被害を受けた側もときに、
「誠意を見せろ」と相手に、“謝罪”を
求めることになります。

・・・時として、この「謝ること」を最優先に
   したときに、これが返って問題を
   大きくすることにお気づきでしょうか?

この時の意識は、
起こった「過去」のことについて対処している
だけ。
その他のことについて「思考停止」している
場合が多いのです。

特に、逆ギレでの「謝ればいいん・・・」では
望ましい未来を作るどころか、
現状や相手に対して、敵意を持つことになっている
かもしれません。

つまり「どうもすいません」をいうことが
もし、今起こっていることに向き合うこと
そして、起こっていることを克服して未来に向かう
ための「思考を停止している」としたら、
解決のための変化も起こらないかもしれません。

ですから「相手に対する責任を果たす思い」を
実現する為に、
・・・この場を納めるための
   「どうもすいません」から、
   問題を解決して(出来れば協力して)
   未来を考えるための関係づくりの
   「どうもすいません」になるように
何か失敗をした!、問題を起こした!
そう思ったときには、未来への意識を
加えてみるのは如何ですか?

思考停止ではなくて、一緒に考えられる感じを
作れるとさらにいいですよね。

 道を行く人がふり返り俺の顔を見て笑った
 友達に何かささやきまた、二人で笑った。
 それでいいんだ。
 この世の中にちょっとでも朗らかに笑える為に
 役立つこと
 それが僕の仕事なんだ 
      (林家三平(初代))

(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”>2012.4.27一部修正) 
http://nlpfield.jp/mailseminar.html

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