子供のころのことですが・・・
『言い訳しないで、ちゃんと謝りなさい』
と(子供にとっては)頭ごなしに
叱られたことあります。
子供にとっては、
自分の言い分や立場を
受け入れられずに
悔しい思いをしたものです。
すると、
こんなパターンを覚えてしまいます。
問題の追及が着始めた辺りで
「どうも、すみませんでした
(謝れば良いんでしょ、僕が悪いんですよ・・・どうせ)」
と言っておく。
思い当たる人いるかもしれませんね。
このパターンに陥ると
同じことを繰り返し始めます。
なぜなら「私が悪かった」というラベルで
起こった結果だけでなく
プロセスや、きっかけさえも
まとめて瞬間保存してしまうからです。
つまり、「私が悪かったです」の一言は
解決すべきプロセスやきっかけを
言葉の力で凍り付けにしてしまうのです。
一方で、いろいろと言い訳をしてしまう
場合もあります。
一見潔く見えなくてイライラする場合も
あるかもしれませんね。
なによりも、「本当に反省しているの?」と
思えるような開き直りがあると困ってしまいます。
ここで、「感情的な伝わり方」を一旦脇に置いてみます。
すると、“言い訳”は、
過去に自分に起こったこと、周りに起こったことを
“自分に都合よく”分析して提示してくれています。
そうです、
対処できる可能性の要素が増える訳です。
その意味で、言い訳(良い訳)の方が、単なる反省の弁よりも
数段その人にとって、もしくは、チーム、組織にとって
のある者になり得るのです。
そして、良い訳をする傾向のある人は
自分に基準があって、問題を発見しやすく
さらには、過去のことを分析するのが
得意な傾向があるのかもしれません。
するとその特性を活かすために、こんな質問をしてみるのは
どうでしょう?
「その原因ややり方を改善するために、
あなたならこれからどんな事ができる?」
とか
「今度起こったことについて、
周りのメンバーはどんな風に捉えている?」
というように、その人が得意にしている以外の視点を
聞いてあげると言うことです。
右手が使い慣れているからと言って左手が
使えない訳ではないのと同じように
モノのとらえ方も、普段やってないならば
聞いてみれば、きっと思いがけない良い
アイディアが聞けるかもしれません。
NLPの技術と言うよりは
基本的な人との関わり方
「その人には必ず必要な力が既に備わっている」事を信じて関わる
そのことで、
その人に対して、チームに対して、可能性を開く
質問という訳です。
言い訳も物事の伝え方のクセと捉えれば
起こったことについて
原因を、その人だけ求めるのではなく
・状況、関係性、メンバーの役割と原因(自分だけでなく、メンバーも)
を分析してもらうようにサポートすることで
言い訳(良い訳)から思わぬ宝が生まれて
来るはずです。
言い訳に限らず、うまくいってないコミュニケーションに
ついて、考えてみて下さい。
そのコミュニケーションは、あなたと伝えたい相手の
可能性を広げていますか?
そして、リクエストや質問も
お待ちしています。
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